例によって安倍晋三の記者会見は見てないが、安倍は一律10万円給付の決定が遅れたことを自ら認め、国民に謝罪したという。
【速報】
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) 2020年4月17日
安倍首相は10万円給付について「1週間遅れた。もっと早く判断しておけばよかった」と述べた https://t.co/PZVtYgzOBL
実際、安倍は岸田文雄とともに「減収世帯に30万円給付」案を推進した張本人だった。以下朝日新聞デジタルより。
上記リンクの記事のうち登録なしで読める部分に、「そもそも30万円案を主導したのは、首相と岸田氏だった」と書かれている。この案が、なんとかのマスク配布と星野源にただ乗りした動画と並ぶ、安倍の「不評3点セット」となった。余談だが、マスクと動画は、2018年に官僚の分際で国会でヤジを飛ばし、戦時中に佐藤賢了が引き起こした「黙れ」事件以来の不祥事だと騒がれた、経産省官僚にして首相秘書官の佐伯耕三だとの話が週刊誌に書き立てられているらしい。佐伯は今井尚哉の直系として知られるとともに、あの「いかがわしい」西村康稔の灘高・東大法学部・経産省の後輩でもある。この系列の西村の先輩に村上世彰がいる。だいぶ前に逮捕された村上はさすがに安倍政権とは関係ないだろうが、今井*1、西村、佐伯の経産省トリオの名前は覚えておいた方が良いだろう。彼らこそ安倍政権の血も涙もない政策の数々に大きな影響を与えている人たちだと考えられるからだ。
私など、佐伯だの西村だの今井だのといった経産省あがりの連中の名前を聞くだけで頭に血が上るのだが、それはさておき、失政を認めた安倍晋三が厳しく追及されるべきなのは当然だろう。
しかし、最初にリンクを張った時事通信のツイートには、妙に安倍晋三に同情する反応が目立った。下記に一例を示す。
人間だしミスはする。首相だから許されないなんてことは無い。むしろ遅れてでもよくぞ判断したと。
— ただの人間 (@bFmnUCHa0xwd2QS) 2020年4月17日
さらにTwitterでは「#安倍首相がんばれ」という、塚本幼稚園で籠池泰典が幼稚園児たちに唱和させた文句を思い出させるタグが「今日のトレンド」に上がっていた(今朝見たらもう消えていたが)。このタグをつけたツイートの多くは胸糞の悪いネトウヨによるものだったが、中には心底から安倍に同情したり心配したりするようなツイートも散見された。
私はこれを見て、「何やってるんだ、安倍の泣き落としなんかに引っかかるのかよ」と呆れてしまった。あんなの(って見てないけど)にコロッと騙される人たちが多いのだろうか。そのほうがよっぽど心配だ。政治は結果責任なのだから、結果を出せなかった為政者を甘やかしては絶対にダメだ。
緊急時での安倍の対応がいかに民心の離反を招いたかは、各国支持者への支持率からも見ることができる。
World leaders approval ratings
— Chika (@chikawatanabe) 2020年4月16日
各国トップの国民支持率変化 pic.twitter.com/pZGVuFSjxy
上記ツイートに張り付けられたグラフを見ると、安倍はトランプにすら後れを取っていて、唯一安倍よりさらに劣るブラジルのボルソナロにも肉薄されている。
結果を出せない為政者に対しては、同情するのではなく、退陣を求める態度をとらなければならない。