東京都のCOVID-19のサイトが更新され、4/16から4/22までの医療機関が保険適用で行った分も含んだ検査実施数が公開された。
思いのほか医療機関の検査数が増えていた。下記に転記する。
陽性者/検査数(うち都実施分)
4/16 (木) 201 / 1498 (604)
4/17 (金) 181 / 1360 (447)
4/18 (土) 107 / 803 (489)
4/19 (日) 102 / 437 (373)
4/20 (月) 123 / 1607 (379)
4/21 (火) 132 / 1125 (223)
4/22 (水) 134 / 1246 (358)
計 980 / 8076 (2873)
全検査数に占める医療機関が保険適用で行った分の比率は64.4%に達していた。こんなに増えているとは思わなかった。
なお、検査数と検査実施人数とは一致せず、後者の方が少ないが(同じ人が複数回の検査を受けている場合があるため)、下記サイトの補正に倣って検査数に0.845を掛けた数を検査実施人数とみなして陽性率を計算すると14.4%になる*1。先週はこれが20%を超えていたはずだから、ようやく「検査数を増やすと陽性率が下がる」という、本来の姿が見られる程度には状況は改善されたといえるのではないか。
それでも陽性率の全国平均は約6%のはずだから、まだまだ東京都のPCR検査数は不足しているとは思う。
しかし、やはり人と人との接触が減れば感染数の拡大は抑えられることが示されたとはいえるのではないか。まあ当たり前のことではあるが。
なお、「けんもねずみ」氏によると、厚労省のサイトに「検査実施人数」へのリンクが復活したとのことだ。
【朗報】検査実施人数、復活 https://t.co/6acrJm4MwA pic.twitter.com/1yy7whmt4a
— けんもねずみ (@kenmo_economics) 2020年4月24日
*1:但し、今回の更新に伴って補正に用いる係数が変わるかもしれない。注目したい。