kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

黒川弘務の処分は訓告のみで、懲戒免職を逃れて巨額の退職金を手に。次期東京高検検事長は林真琴・名古屋高検検事長/安倍晋三、国家公務員法改正は全くやる気なく、見直しの意向

 違法に定年を延長されていた東京高検検事長・黒川弘務は懲戒免職が相当かと思ったが、訓告というごく軽い処分で、6千万円ともいわれる退職金を手にすることになった。また黒川の後任には林真琴・名古屋高検検事長が就任することが内定したと日テレが報じた(https://www.news24.jp/articles/2020/05/21/07647530.html))。林氏は安倍晋三が引っ繰り返す前には次期検事総長候補筆頭と言われていた人だから、今回のパワーゲームは検察の完勝ということになる。

 今日(21日)、大阪・京都・兵庫の3府県に発令されていた緊急事態宣言の解除が決まったが、安倍晋三は記者会見を行わなかった。また、安倍は与野党で合意が取れていたはずの国家公務員法改正案の見直しにも言及した。国家公務員の定年延長など安倍にとっては最初からどうでも良く、邪悪な検察庁法改正案を成立させるためのニンジンに過ぎなかったことを安倍自らが白状したようなものだ。

 なお、国家公務員の定年延長に関しては、Dr.ナイフなる陰謀論系「反安倍」ツイッターアカウントも反対を表明していた。この人間が骨の髄まで新自由主義に侵されていることをよく示している。こんな人間に7万近くのフォロワーがついていることは、いわゆる括弧つきの「リベラル」の多数もまた、新自由主義に侵され切っていることを意味する。だから吉村洋文や小池百合子がでかい顔をしていられるのだ。