kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「辞意表明の確率」がTwitterのトレンド入り

 Twitterのトレンドに「辞意表明の確率」が上がっている。

 明日(8/28)、安倍晋三の記者会見が行われる。これが辞意表明の場になるのではないかとの憶測が乱れ飛んでいて、内田樹などは辞意表明を仮定した場合の予定稿をマスコミ2社に頼まれたなどと嬉しそうに呟いている。これが「辞意表明の確率」がトレンド入りした原因だ。

 

 

 

 また有田芳生は、今日発売の「週刊文春」に掲載されている安倍晋三の病状に関する情報が、官邸周辺から漏れまくっていると指摘している。

 

 

 だからといって明日安倍が辞意を表明するとは限らない。仮に安倍が辞意を表明したとしても、それは「安倍をついに打倒できなかった」ことが確定するだけだから、めでたくもなんともない。

 しかし、下記こたつぬこ氏のツイートが指摘する通り、安倍が今まで辞められなかった、あるいは安倍を辞めさせられなかったのは、惰性力のなせるわざだろう。

 

 

 坂野潤治がいうところの「崩壊の時代」が1937年7月7日に始まったとして、現在の日本の「崩壊の時代」が2013年に同じ坂野が指摘した通り、第2次安倍政権の発足をもたらした2012年12月16日に始まったとするなら、今日2020年8月27日は、1945年3月18日にあたる。先の戦争もまた惰性で続けられていた。1945年3月18日は東京大空襲のおよそ1週間後だが、戦争はその後5か月も続き、広島原爆や長崎原爆の惨劇を経て、それでもまだ「玉音放送」の前日から当日に至るクーデタ計画に至るまで、強い惰性力が働き続けた。

 今回は、安倍晋三の病気が惰性力を止める大きな力になるかもしれないが、それでもまだ止まらないかもしれない。私は後者ではないかと思うが、結果は明日にならなければわからない。

 一つだけいえるのは、安倍政権が続けば続くほど、政権が終わったあとに国を立て直すために必要な労力が大きくなることだ。

 だから、たとえ「安倍を自力で倒すことができなかった」ことになるにせよ、安倍政権は終わった方が良い。

 だが、そうは問屋が卸さないかもしれない。私の予想はそちらに大きく傾く。