kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

なぜか山尾志桜里の「衆院選当選」を確信する不思議な人たち

 山尾志桜里の国民民主党(以下「新民民」)衆院東京ブロック比例1位をめぐる支持者たちの反応を見て、用法が適切かどうかはよくわからないのだけれど、「正常性バイアス」という言葉を思い出した。都合の悪い情報から目を背けるあり方として浮かんだ言葉。

 

 

 私も呆れてしまった。いうまでもないが、「山尾しおり」と書かれた投票は、衆院比例区では無効票になる。そんな投票をしそうな人たちがわんさかいるという皮肉だ。首班指名参院の寺田静が1票を投じたことで注目された、新民民の伊藤孝恵参院議員が訴える通りだ。

 

 

 このツイートに対しても、根拠なき楽観論者が下記の反応を示した。

 

 

 下記は、上記ツイートへの反応。

 

 

 下記は、これに対する、根拠なき楽観論者のさらなる反応。

 

 

 これには開いた口が塞がらなかった。「逆風時の希望の党でさえ」と書くが、希望の党は当時人気絶頂だった小池百合子前原誠司と手を組んで立ち上げた政党であり、小池がのちに(旧)立憲民主党を立ち上げた人たちを「排除」しようとしたことから失速したものだ(なおこの時、小沢一郎も小池・前原に加担しようとしたが、枝野幸男らともども小池に「排除」された)。つまり、逆風にさらされたとは言っても、人気絶頂からの下り坂の途中での選挙であって、最初から政党支持率が0.1%しかない新民民とは比較にならないくらい高い得票力があり、その結果2017年衆院選希望の党は、分不相応に多くの議席を獲得したのだった。「分不相応に」というのは、選挙後も希望の党政党支持率が下がり続けたため、それが下げ止まった時の政党支持率に対して同党の議席が多すぎたという意味だ。

 「東京で1議席も獲れないようならお終い」というのはその通りだが、新民民の党勢は現時点で既に「終わっている」としか言いようがない。

 

 

 

 中には下記のように、山尾に同情する人もいる。

 

 

 この人の票読みはこんな感じ。

 

 

 私も山尾の落選を確信しているが、この人と違って山尾には一切同情しない。いつになるかわからない衆院選まではまだ日があるので、これから予期せぬ新民民の人気急上昇でもあれば話は別だが、あんな「ゆ」党が突如人気沸騰するとは私には思えないので、やはり山尾は落選確実だろう。

 山尾の落選が本決まりになれば、私は祝杯を挙げる。