まず読売。
自民55-65、公明10-15、立民13-24、維新11-19、共産3-8、民民2-5、新選組2-4、社民0-1、N党0-1、諸派1-2、無所属3-5としている。
時事は東京選挙区は自民2、公明、立民、共産、新選組各1が濃厚とみているようだ。東京選挙区での維新当選可能性に触れていないことから判断される。
また比例では自民、公明、共産はほぼ現状維持、立民、民民は下落、社民は議席確保が微妙、新選組は1議席確保。またN党と参政に議席獲得の可能性がある。はっきり躍進するのは維新だけとみているのかもしれない。
次いで毎日とTBS。同じ調査結果によっているが記事のニュアンスは微妙に違う。
以下注目した点のみ引用。
自民の推定獲得議席は、序盤の56以上から53以上とやや減少した。公明も13以上から10以上となった。
東京選挙区(改選数6)は自民2人と立憲民主、公明、共産、れいわ新選組の各党候補が先行し、維新の候補が追う。
れいわは比例代表で1議席以上を獲得する見通し。社民党、NHK党、政治団体の参政党は比例代表で議席を獲得する可能性がある。
自公がやや勢いを落としているが、その票は「立憲野党」には流れず、維新、新選組、N党、参政党などの「第三極」に向かっていることがうかがわれる。
TBSでは比例の議席予想に注目した。
以下引用する。
自民党は前回2019年の参院選で得た19議席には届かない可能性が出てきました。1週間前の序盤調査と比べてやや失速しています。
⽇本維新の会は9議席を固めつつあり、立憲民主党を上回る比例での野党第一党が現実味を増しています。前回得た5議席からほぼ倍増の勢いです。
立憲民主党は1週間前の調査から失速していて、前回得た8議席を維持できるか微妙な情勢です。
公明党は前回得た7議席が視野に入っているものの、6議席にとどまる可能性もあります。
諸派の参政党は1週間前の調査から勢いを増していて、1議席獲得の可能性が高まっています。
社民党とNHK党は議席獲得へ向けて、1週間前の調査からは支持を広げています。
幸福実現党、維新政党・新風、ごぼうの党、新党くにもり、日本第一党は議席獲得の見通しは立っていません。
ただ今回の調査では約3割の人が、比例の投票先をまだ決めていないと答えていて、今後、情勢が大きく変わる可能性があります。
(TBS NEWS DIGより)
立民は改選8議席確保が困難。共産は改選5議席なのに「3議席は確保しそうな情勢」でしかない。社民はN党ともども「1週間前の調査からは支持を広げている」どまり。いずれも党勢はふるわないとしか言いようがない。
一方維新は躍進、新選組も2019年の2議席を上回る3議席(山本太郎の分を含む)獲得の可能性が高い。
以上から間違いなくいえるのは、これまで旧民主・民進系の右派が維新に甘い顔を見せたり、同リベラル系や共産・社民が×××新選組に大甘だったことは自らの首を絞める愚行以外の何物でもなかったということだ。
ことに新選組は、今年に入ってロシア非難決議案に反対したばかりか、内閣不信任案や参院議長・細田博之の不信任案の決議を棄権して「茶番」と決めつけるなど、逆張りに出たり政治不信を煽ったりしかしてこなかった。そんな新選組をリベラル・左派側から批判する声はようやく少しずつ高まってきたが、まだリベラル・左派内の少数派にとどまっている。だから東京選挙区では山本太郎はほぼ安泰だ。立民からは、蓮舫の票を松尾明弘に流して改選2議席を守ろうとする姿勢さえ感じられない。それどころか、党内から維新批判に対して疑義が出され、それに泉健太が「理解を示した」とまで報じられた。そもそも昨年秋の衆院選敗北を受けて、新代表の泉が「提案型野党」を掲げたことが、自公政権への批判が強まりつつある現在、その受け皿になり得ていない現状を招いたとしか思われない。
このように立民の現在の泉体制は全く支持できないが、それでも東京選挙区は松尾明弘に投票することに決めた。松尾の票が増えない限り、山本太郎を落選させることはできないからだ。仮に現在の予想よりも山本が伸び悩んだ場合でも、山本と同程度に「悪い」海老沢由紀が当選してしまう。こう考えると、参院選東京選挙区は松尾明弘の一択になる。松尾は立民党内でも保守派らしいから不本意な選択になるが致し方ない。
比例は社民の秋葉忠利に投票し、福島瑞穂を間接的に応援させていただく。こちらの選択についても、民主党政権時代の小沢一郎一派だの山本太郎だのに甘い顔をしてきた福島氏に対しては強い不満を持っているけれども致し方ない。社民党の政党要件維持の方がずっと大事だ。