参院選東京選挙区、日経の情勢記事では山添拓が山本太郎と海老沢由紀よりあとの7番目に名前が出ているらしい。
各紙の情勢報道。東京選挙区(定数6)の山添拓は、どの報道も当落選上。各紙順番は様々ですが、日経新聞では、7番手、最後の議席を僅差で維新候補らと争っています
— 宮本徹 (@miyamototooru) 2022年7月3日
山添拓の質問力は、暮らしの向上と人権保障、平和と民主主義を願う全ての人にとって宝の議席。
必勝へ頑張ります。お力お貸しください pic.twitter.com/vLBctdSo1h
「どの報道も当落線上」というわけではなく、山添拓と山本太郎を含む6人でほぼ固まったかのように読める情勢記事もあるが、日経の予測では確かに山添が7位になっているようだ。生稲、山本、海老沢の3人が「横一線」で4位グループという、悪夢のような予測になっているらしい。
第26回参院選情勢報道 東京都 pic.twitter.com/BPczcpS1VG
— 三春充希(はる)⭐第26回参院選情報部 (@miraisyakai) 2022年7月4日
下記ヒルコ蛭義氏のツイートが指摘する通り、2019年参院選では土壇場で音喜多駿が伸びて当選した。今回もここにきて自民がやや失速気味の分が維新に回りつつある。
東京選挙区は、朝日と生稲の安全圏確保出来れば保守票が維新の海老沢に票が流れてくる。前回蓋を開けたら予想を覆し音喜多が最下位に飛び込んだあれ。海老沢にのみ伸び代があることに注意。つまり山添と山本のどちらかが5位でどちらかが7位。この先は言わんでもわかるな?
— ヒルコ 蛭義 (@damdamj) 2022年7月2日
2019年の音喜多は、自民党の武見太郎を僅差で抜いて5位にまで上がった。武見が最下位当選で、立民の山岸一生は音喜多と武見に約3萬票差をつけられた7位で落選した。
ヒルコ氏は、山添支持者は自民の生稲なんかを叩いている場合ではない、照準を山本太郎に絞れと発破をかけている。
山添さんを推す人達が、海老沢の居住地問題つついても、生稲さんと音楽業界に怒っても、山添さんの票は増えますか。削るのも困難かと。山本太郎から剥がしてつけかけるだけでしょうが。
— ヒルコ 蛭義 (@damdamj) 2022年7月4日
そうだな。そもそも山本太郎自身が露骨に山添の票を削りにきた結果が現在の情勢なのだから、山添支持層も山本から票を剥がし返さなければ勝てない。直接の敵をたたくのは戦術としてはあまりにも当たり前だ。
ところで、維新と新選組に続いて、参政党が第3極の三番手としてのし上がってきたとの不穏な情報がある。JX通信社の調査だと、参政党は比例2議席目を視野に入れているというのだ。
ポイントは
— Takeru Eto @JX通信社 (@TakeruEto) 2022年7月4日
・比例で維新に勢い
・参政党が比例2議席目を視野
・福井と三重で野党系無所属に勢い
・東京、愛知、京都でさらに激戦化
ですhttps://t.co/ofduStKZ5O
上記「比例で維新に勢い」「参政党が比例2議席目を視野」に加え、同通信社の調査では新選組が比例2議席を固めつつあって3議席目をうかがう一方、社民党は比例区獲得議席の上限が「0議席」という、衝撃的な予測をしている。
JX通信社による比例区予測議席数は画像データのためコピペできないので以下に転記する。
また、東京選挙区の情勢は下記の通り。
自民現職の朝日健太郎氏、立憲現職の蓮舫氏、公明現職の竹谷とし子氏が先行し、共産現職の山添拓氏、自民新人の生稲晃子氏、れいわ元職の山本太郎氏、維新新人の海老沢由紀氏、立憲新人の松尾明弘氏が当選圏内入りをめぐり激しく争っている。ファーストの会新人で国民が推薦する荒木千陽氏、無所属の乙武洋匡氏が追っている。
出典:https://news.yahoo.co.jp/byline/yoneshigekatsuhiro/20220704-00304105
これだと、あくまで山本と海老沢の共倒れを狙って松尾に投票するか、せめて山本と海老沢のどちらかを確実に落選させるためにもう片方の落選は諦めて山添に投票するか、大いに悩ましいところだ。そういうわけで、選挙区の党票先は今後出るであろう朝日の最後の情勢記事などを参考にして最終的に決めることに再度改めた。
なお毎度のことながら、JX通信社の調査はアーリーアダプターの動きを拡大しており、実際にはそこまで極端な結果にはならないのではないかという気もするが、その検証は数日後に選挙結果として数日後に表れるから、現時点で信頼性を云々しても始まらない。
ただ、参政党の支持者には本家・新選組以上に「ムサシ陰謀論」などのトンデモに流れる傾向が強く、かつ右翼が多いとの指摘がある。今回の参院選で山本太郎が露骨に「リベラル・左派」の票を狙いに行ったため、それに飽き足らない右側の陰謀論志向の層(要するに極右のトンデモども)が参政党に流れた可能性がある。つまり、モンスターが分裂してさらなるモンスターを生み出したわけだ。