参院選、朝日が序盤の情勢調査結果を報じたらしい。
以下引用する。有料記事なので途中まで。
自公、改選過半数上回る勢い、維新は倍増視野 朝日序盤情勢調査
2022年6月23日 22時30分
7月10日投開票の参院選について、朝日新聞社は22、23日、全国の有権者を対象に電話とインターネットによる情勢調査を行い、取材で得た情報も加え、序盤情勢を探った。現時点では、自民、公明の与党は改選過半数(63議席)に達し、非改選を含めた定数の過半数(125議席)を上回る勢い。選挙戦を左右する1人区で野党はふるわず、立憲民主が改選23議席を割り込む可能性がある一方、日本維新の会は改選6議席の倍増も視野に入る。
【電話調査の方法】 コンピューターで無作為に電話番号を作成し、固定電話と携帯電話に調査員が電話をかけるRDD方式で、22、23の両日に全国の有権者を対象に調査した。固定は有権者がいると判明した9089世帯から5012人(回答率55%)、携帯は有権者につながった1万1897件のうち5274人(同44%)、計1万286人の有効回答を得た。
【インターネット調査の方法】 22、23の両日、インターネット調査会社4社に委託して実施した。各社の登録モニターのうち、全国47都道府県の有権者を対象に調査した。全国で計8万549件の有効回答を得た。
調査時点で投票態度を明らかにしていない人が選挙区で5割、比例区で4割おり、情勢が今後大きく変わる可能性もある。
自民、公明に、憲法改正に前向きな維新や国民民主を合わせると、改憲の国会発議に必要な3分の2(166議席)に迫る。
自民、千葉や東京では2議席が有力 接戦を演じているのは…
自民は選挙区では改選36議…
(朝日新聞デジタルより)
朝日の予想獲得議席数は下記ツイートに貼り付けられた画像からわかる。
自公、改選過半数上回る勢い、維新は倍増視野 朝日序盤情勢調査https://t.co/uPZBFIvqaz
— よもやま(改) (@kokkai_kengaku) 2022年6月23日
>自民は長野でやや先行され、青森、岩手、山形、新潟、山梨、沖縄では接戦を演じている。複数区の千葉、東京、神奈川でも2議席獲得が有力だ。 pic.twitter.com/W6cnKa2j9S
まあそんなもんだろうという数字だが、野党というより非自公政党の予想獲得議席数の幅が大きすぎて、これなら外さないだろうという予想ではある。
しかし、立民はその大きな幅の上限でも改選議席割れが予想されている。昨年(2021年)代表に就任した泉健太が推進してきた同党の「提案型野党」路線が有権者に否定されようとしているとみるほかない。
また、維新の「躍進」は予想の幅の中心値である12議席程度にとどまるなら頭打ちになりつつあるといえるかもしれない。しかし、10年代前半の維新ブーム最盛期だった2013年参院選での維新の獲得議席は8議席だったから、朝日の予想の下限の9議席でもそれを上回る(2019年参院選でも9議席)。維新がすっかり定着してしまったことには頭痛がする。何より朝日でも維新びいきの記事が以前からは考えられないくらい増えているらしい。購読を止めて5年目に入るので実物にはほとんど接していないけれども。
維新と同様に定着してしまう恐れがあるのが×××新選組だ。予想議席数の範囲が1〜5議席。比例の1議席は確定的らしい。比例の上限4議席はたいへんな脅威だ。選挙区で0〜1議席、つまり山本太郎の落選もあり得るのが唯一の希望だが、軍畑先輩氏の下記ツイートを見ると、それにも暗雲が垂れ込めてきたようだ。
立憲ギリギリ比例で野党第一党維持できそうかな。福山は維新と激戦。共産は一増もあり、あさか由香が悲願の議席獲得か。一方山添が当落線上にhttps://t.co/Sdbf7PXIDx
— 軍畑先輩 (@ixabata) 2022年6月23日
朝日の予想では共産党の選挙区での予想獲得議席が1〜3議席だが、神奈川の浅賀(あさか)由香が当選し、山添拓が落選することもあり得るとのことらしい。
軍畑先輩氏は、朝日以外の媒体の調査によると東京選挙区で山本が4番手にのし上がったとの不穏な情報を匂わせるツイートもしている。
同一媒体の調査ではないが3〜4番手評価だった山添拓が当落線上に転落して山本太郎が4番手まで上げてるのは山本太郎が山添票を食ったという事だろう
— 軍畑先輩 (@ixabata) 2022年6月23日
元プレジデント編集長や×××新選組自体の宣伝が、情勢に悪影響をもたらした可能性がある。
山添か山本かで迷うなどという心境は私には全く理解できないのだが、もしこの2人で迷っている方がおられるならどういう投票行動をとるべきかは明らかだろう。
無党派層では新選組は7%もの人たちが新選組を投票先に選んでいるらしいことが、軍畑先輩氏のさらに他のツイートからわかる。ツイートに貼り付けられたリンクから判断して下記ツイートに貼られた画像も朝日の調査によるものだろう。
立憲は今回も無党派層の比例最大投票先を死守したい pic.twitter.com/FOoYvg2Guz
— 軍畑先輩 (@ixabata) 2022年6月23日
おそらく無党派層の中でも、ヒーローにすがりたい依存心の強い人たちが新選組に惹きつけられるのだろう。
しかし、今後の日本に待ち受ける危機は、陰謀論的傾向が強く、さして能力が抜きん出ているともおよそ思えない「ヒーロー」一人の手に負えるものでは全くない。多くの人々の叡智の結集が求められる。独裁制の政党は、そうした叡智の結集を疎外する、百害あって一利なしの存在だと私は確信している。
ヒーローへの依存心の強い人たちは、そのような認識と危機感を全く欠いている。そのこと自体が大きなリスクではないか。