kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

宅八郎とたこ八郎、ついでに勝谷誠彦の三回忌

 「オタク評論家」宅八郎という人は、実はよく知らないのだが、57歳で亡くなったのだそうだ。57歳での死は、一昨年に亡くなったあの勝谷誠彦と同じ。それどころか、今調べてみたら、58歳の誕生日を8日後に控えた日に死んだことまで、この2人は同じだった! ちなみに勝谷の命日はちょうど1週間前の11月28日で、この日が三回忌だった。ということは勝谷の誕生日は明日、12月6日だ(生誕60周年にあたる)。

 よく知らないながらに、宅氏のペンネームあるいは芸名は1985年に不慮の死を遂げたたこ八郎からとられたんだろうなとずっと思っていた。ところが、Wikipediaの記述はそうではないらしい*1

 

 

 下記は上記ツイートへの反応。

 

 

 上記ツイートへのさらなる反応。

 

 

 そうだな。私は今でも「東八郎」と言われれば東京の芸人しか連想しない。「エイトマン」といわれれば、現役時代の背番号の通り、特定の相手球団に8連敗を喫した某プロ野球の監督を連想する。そういえば、現在テレビのコマーシャルで時々流れているのが、その監督が某球団に入団して間もない頃に応援団が演奏していた「エイトマン」の主題歌か何かじゃなかったっけ*2

 ネットで調べたら、東八郎は1988年に52歳の若さで亡くなっていた。

 あと、宅八郎氏がその名を名乗った1990年には、おそらく宅八郎と聞いてたこ八郎を思い出さない人の方が少なかったのではないか。たこ八郎日航機事故の少し前に海岸で亡くなったことは今も記憶に鮮明だ。あの時たこは何歳だったのか、たぶん宅八郎氏や勝谷よりもずっと若くしての死だったんだろうなと思いながらネット検索をかけたらその通りで、たこ八郎は1985年7月24日に44歳で亡くなっていた。このあたりの感覚は、「タコ八郎」と片仮名で書いてしまった(おそらく私よりずっと若いであろう)ツイート主にはよくわからないのかもしれない。

 今日は、さっきモーツァルトの命日の記事を読書・音楽ブログに書いたせいか、天命を全うしたとは言い難い人たちの話ばかり書いているが、この12月が没後ではなく生誕250年に当たるベートーヴェンは56歳で死んだから*3、宅氏も勝谷もベートーヴェンよりは長く生きたのだった。但し、19世紀前半の56歳での死去は、当時では特に若死にではなかったのだろうが。なお私自身は、20世紀後半の医学がなければ33歳で死んでいたであろう人間だ。

 下記は、最初にリンクしたツイートへの別の反応。

 

 

 

 ツイート主はこう仰るけれども、宅氏ご本人も「宅八郎」といえば「たこ八郎」をもじった芸名と思われることは百も承知だったに違いないから、意識的にエイトマンたこ八郎を掛け合わせたペンネームあるいは芸名を名乗ったものではないかと推測したい。

*1:https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/12/05/011946 経由にて知った。

*2:確か阪神ファンが「親父がいなけりゃ何にもできない」という替え歌にして歌っていた。

*3:ベートーヴェンの誕生日は12月16日「頃」とのこと。