今週の日本国内の新型コロナの感染状況は、全国平均で見ると第4波の末期と第5波の初期の重なり合った時期に当たるため、両方の波ともにに変化が小さく、新規陽性者は先週とあまり変わらなかった。第5波の増加分を第4波の減衰分が打ち消した形だ。とはいえ、7週間ぶりに週間の新規陽性者数が増加に転じた。いつものようにNHKのデータ*1に基づくグラフを2つ示す。上が昨年3月以降の新規陽性者数と死亡者数の7日間移動平均値の対数プロットで、下が昨年10月以降の週間値のリニアプロット。
6月26日(土)から7月2日(金)までの1週間の新規陽性者数は10,644人(前週比3.4%増)、死亡者数は197人(同23.6%減)だった。週間の新規陽性者数は7週ぶりに増加した。一方、死亡者数は7週連続で減少した。感染のステージは、先週に引き続き第4波から第5波への移行中とみられる。