下記ツイートを見る限り、山崎雅弘はこの件を知らなかったのではないかと疑われる。
これ、すごい話だと思う。2000年の森政権時代、NHKの記者?が森首相に、記者会見で質問をはぐらかす手法を指南していた。
— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) 2021年9月4日
その手法とは、まさに森氏の弟子の安倍晋三氏とその後継者の菅義偉氏が使った手口。
立岩陽一郎「首相に政権延命の策を指南した記者がいた」(Yahoo)https://t.co/cXHnHuh5AA
これはシンキローあるいは鮫脳が総理大臣だった2000年に大々的に騒がれた話だ。森に政権延命の策を指南した記者がいた、というのは「指南」という言葉が印象的だったのでよく覚えている。この年の10月上旬に友人と槍ヶ岳登山に行った時にも話題にした。「あれはNHKの記者だったらしいぞ」と私が言ったら、友人は「NHKだったのか。読売だとばかり思っていた」と反応したから、森に「指南」した記者がいたことは広く知られていても、指南役がNHK記者だったことまではさほど知られていなかったようだ。当時はまだ『噂の真相』が刊行されていて、私は毎月立ち読みしていたから、指南役がNHK記者だったことは、もしかしたら噂真(ウワシン)に書いてあったのかもしれない。それとも2ちゃんねるだったかな。そこらへんは覚えていない。
いずれにしてもNHKだの読売だのがそんなメディアだったことは当時から常識だった。NHK番組改変問題を朝日新聞が報じたのは2005年だったと思うが、当該の問題が起きたのは2001年だった。それから4年後に朝日が報じたものの、朝日は安倍晋三と故中川(酒)こと中川昭一に負けて謝罪に追い込まれる醜態を晒したのだった。さすがにこの件は山崎も覚えているだろう。
立岩陽一郎氏がこの件(「NHK記者シンキロー指南事件」と仮に呼ぶ)を改めて取り上げたことは評価したいが、今初めて知って驚いたと言わんばかりの山崎のツイートには驚き呆れた。この人は2000年にはノンポリだったんだろうか。