kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「無能な首相には無能だと言っていい。愚劣な政権には愚劣だと言っていい」(三春充希氏)、「いまは、振り返って蒸し返して総括して、批判して、槍玉にあげるべき時だ。それをしないと、われわれは前に進むことができない」(小田嶋隆氏)

 菅義偉に対しては、下記三春充希氏のツイートに全面的に賛成だ。

 

 

 三春氏の政治的なスタンスに対しては、先の横浜市長選で田中康夫(5年前の参院選東京選挙区での「おおさか維新の会」公認候補者)に迎合的だったことに見られるように、自公政憲批判派であっても右翼・新自由主義的な人士や組織に対する批判が弱く、だから菅野完なんかと意気投合するのではないかとの批判を持っているが、自公政権に対する厳しい姿勢は良い。もっとも、三春氏最大の長所が世論調査のデータの分析にあることは言うまでもない。この分野で三春氏は既に抜きん出た実績を残しており、少なくとも私なんぞには全く真似できないものだ。

 

 一方、小泉進次郎のお涙頂戴のパフォーマンスに心動かされてしまった江川紹子は最悪だ。

 

 

 さすがにこのツイートには「甘い」とのレスが大量についている。しかし、私はかねてからこの江川紹子という人の保守性が反自公政権側に与えている害毒は思いの他大きく、「甘い」などという軽い批判以上の非難が江川氏に対しては必要だと考えている。

 たとえば昨年4〜5月の新型コロナ第1波の新規陽性者がピークを越えて減少を始めた時、安倍政権が緊急事態宣言の延長を決めたが、これは安倍にしては珍しくというべきか、まっとうそのものの決定だった。しかし江川氏は「経済は大丈夫なのか」という意味の、竹中平蔵が泣いて喜びそうなツイートを発した。その後さらに新規陽性者数が減ると、安倍政権は各自治体の緊急事態宣言の解除を次々と前倒しにしていったが、江川氏のツイートはその流れに棹さした(流れに加担した)ものだった。しかも江川氏のツイートは「経済を回す」側にとってもごく初期の意見表明であって、氏はそのアーリーアダプターになったのだった。このことはどんなに強く批判しても批判し過ぎには当たらない。江川氏の意見表明はそのくらい悪質だった。江川氏とは対照的に、西浦博教授は早すぎる緊急事態宣言の解除を懸念する意見を発し続けていたことも付言しておく。

 今回の「小泉進次郎を見直した」という江川氏のツイートに対しては、下記ツイートに同感だ。

 

 

 江川氏に対してはこのくらいにしておく。菅義偉に対する姿勢としては、下記小田嶋隆氏のツイートが妥当だ。

 

 

 このツイートを読んで思い出したのは、14年前の2007年に安倍晋三が第1次内閣の投げ出しを表明した時、「水に落ちた犬は叩かない」と自らのブログに書き、その後城内実平沼赳夫といった、小泉純一郎によって自民党を追われた極右政治家を応援し続けた、「『右』も『左』もない、オレは『下』や」の御仁だ。この人物はオザシンでもあったが「ブログ村」内の村内政治が大好きで、奴の工作によって私はその「村」(「政権交代ブログ村」とでもいうべきか)からパージされた。上記小田嶋氏のツイートからこの御仁を思い出して氏のツイートを見に行ったら、こんなのがあった。

 

 

 いかにもこの御仁が発しそうな、偽善剥き出しのツイートだ。こういう輩こそ最低最悪なのだ。