昨日(8/3)、国内のCOVID-19新規陽性者数の7日間移動平均値がついに1万人を超えたが(10564人)、夕方のTBSの報道番組で、倉持仁医師が「菅義偉や小池百合子に国や都を任せていては人命は守れない。2人とも至急辞めろ」と怒りのコメントを発したとのこと。以下日刊スポーツより。
以下引用する。
Nスタのキャスター固まらせた、怒りの発言「倉持先生」がトレンド1位
[2021年8月3日20時30分]
3日夕に放送されたTBS系報道番組「Nスタ」で、インターパーク倉持呼吸器内科院長の倉持仁氏が、菅義偉首相と小池百合子都知事に「2人とも至急お辞めになった方がいい」と怒りの発言をし、「倉持先生」がツイッターのトレンド1位にランクインした。
コロナ患者の入院対象を重症者らに限定し、重症化リスクが低い中等症患者は自宅療養とするという政府の方針転換を受け、コロナ治療の最前線にいる立場から「言っていることがめちゃくちゃ」と語った。
倉持医師は、「中等症2とかで治療に介入していてはもう間に合わない。より早い段階で治療に介入しなければいけないので抗体カクテル療法を承認したはず。その治療は軽症者のうちにしなければならないが、入院しなければ薬は使えない。言っていることがめちゃくちゃです」。
菅首相、小池都知事について「この2人がおっしゃっていることというのは、国民にまっとうな医療体制を供給しませんよというメッセージだと思う。こういう人たちに国を任せては国民の命は守れませんから、2人とも至急お辞めになった方がいい」。この直言に星浩スペシャルコメンテーターは驚いた表情で固まり、キャスターのホラン千秋も「あの…」と一瞬沈黙した。
ホランが自宅療養への不安について質問をすると、倉持医師は「デルタ株はより手ごわくなっているのに、酸素飽和度の(機器)だけ渡して、1年半もたっているのにこんなことを言っているというのが、医療現場からすると信じられないですし、まっとうじゃない」と語った。
現場の声として「医療現場に治療薬を早く渡していただきたい」とし「ぜひ自宅でも外来でも治療できるような体制を至急構築することで、重症化せずに、『普通の軽い病気だったね』と初めてなる」。また「レムデシビルや抗体カクテル療法の薬も、数が足りないので入院でしか使うなと厚労相から通達が出ている。外来にたくさん患者さんが来ていて、早く使ってあげたいがそれができないので非常に困っている」と訴えた。
(日刊スポーツより)
出典:https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202108030001186.html
以下ツイートより。
Nスタ、中等症では入院できない?怒り心頭、倉持先生「抗体カクテル療法は軽症者の重症化を防ぐためのもので、入院しないと投与できない。言ってることが無茶苦茶。(菅と小池の)二人は国民にまっとうな医療は供給しないと言っている。彼らに国を任せていては国民の命は守れない。至急やめるべきだ」 pic.twitter.com/msjfnAiqrw
— ryota (@ggzhmru2) 2021年8月3日
#Nスタ
— 但馬問屋 (@wanpakuten) 2021年8月3日
倉持院長
「軽症のうちに早い段階で、治療しなければいけない。入院しなければ抗体カクテル療法の薬も使えないのに、言ってることがめちゃくちゃ。お二人が仰ることは、国民にまともな医療体制は供給しませんよというメッセージ。
国民の命は守れませんから、二人ともお辞めになった方がいい」 pic.twitter.com/7HWepxrUNw
しかしこの期に及んで、白井聡は菅義偉(や小池百合子)を批判すべきタイミングであるにもかかわらずなぜか枝野幸男を引き合いに出して菅義偉に対する批判を和らげようとしているかのようだ。下記ツイートで厳しく批判されている。
入院が必要なほど重症化した患者の放棄を自公政権が打ち上げた翌日に、すでに2月の時点でゼロコロナを打ち出している政党のリーダーについてこういうコメントが出てくるって、なぜ日本で菅政権が続くのかよく分かるよな。 https://t.co/MvGDPLKExr
— kazukazu88 (@kazukazu881) 2021年8月3日
枝野幸男も、少し前に「五輪中止は現実的ではない」と発言するなど問題が多い人であって、この発言は弊ブログでも批判したが、批判はそういう具体例に即して行うべきものであって、菅を糾弾すべき局面で、それとは関係ない枝野に関する印象批評を唐突に持ち出すのは、間接的ですらない直接的に菅義偉を擁護する姿勢であるとして白井を厳しく糾弾するほかない。上記ツイートが指摘する通り、枝野が以前から「ゼロコロナ」の政策を打ち出していることは周知だ。
そもそも白井聡は「レーニン主義者」を自称しているが、その正体は知る人ぞ知る悪質な天皇主義者であって、ここ最近は弊ブログであまり取り上げていないけれども、数年前には白井を非難する記事をいくつも公開したものだ。下記はその代表例。
こんなタイミングで実質的に菅義偉を擁護するあたり、白井聡の平常運転だというほかないが、こんな白井を信奉する「リベラル・左派」(以前ならオザシン系。現在のヤマシン系も同様なのだろうか。私はよく知らないが)は今もいるのだろうか。もしいるとしたら、その人たちは実質的に菅政権に加担しているに他ならないことを自覚すべきだ。白井もその支持者あるいは信奉者も、彼ら自身が好む表現を借りれば「菅義偉の、あるいは自公の工作員(あるいは補完勢力)」の役割を、その自覚の有無は問わず演じている。