根拠のない「財務省のことだから軍事費は増やさせない」みたいな陰謀論を消費する某コメント主とは隔絶しているのがタモリだ。
以下引用する。
タモリ「来年は “新しい戦前” になる」発言がトレンド入り、「この会話は重い」と感嘆の声
12/29(木) 9:32配信
タモリ(77)が、12月28日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)で近況を語った。
最近の生活について、起床は「6時ぐらい。就寝はバラバラです」とコメント。「昔は誰かが森田健作さんのところに(午後)9時ごろ電話したら『こんな夜中にどうした?』って言ったらしいですけど、バカにしてたんですけど、早いときは7時ぐらいから寝ますね」と笑う。
食事については「自分の食べたいものを作りますね。今朝で言うと塩鮭、サラダ、博多の(海藻加工食品)『おきゅうと』、ごはんと豆腐のみそ汁」と明かす。幸せな瞬間は「昼間からビールを飲んでるとき。幸せな感じがします。僕はお酒を飲むときはおつまみはいらないんです」と話した。
タモリが終戦の1週間後に生まれ、高度成長期を過ごしたという話の流れから、「来年はどんな年になりますかね?」と聞かれると、タモリは「誰も予測できないですよね。でも、なんていうかな、新しい戦前になるんじゃないですかね」とつぶやいていた。
タモリの「新しい戦前」という言葉は、ツイッターでトレンド入りし、SNSでは大きな反響が寄せられた。
《タモリさんが「新しい戦前になるんじゃないですか」と言っていて、戦前生まれの徹子さんと終戦直後生まれのタモリさんのこの会話は重いなと思った》
《「新しい戦前」!? 巧みな表現。テレビで言葉を操るプロとして生き抜いてきた職人は鋭い、というか、怖い表現をするものだ。 自分の認識が生ぬるかったことを指摘されたような恥ずかしさを感じた》
《鋭い。時代の雰囲気は確かにそうなりつつある。タモリの言葉は、そんな雰囲気に国民が流されていかないように鳴らした警鐘であろう》
《3年目を迎えるコロナ禍は「新しい生活様式」から「新しい戦前」にシフトチェンジ》
「タモリさんは、同番組で若い頃の夢も話していました。将来、特になりたいものはなかったものの、高校の頃、周囲の友人たちが夢を語り合う様子を見て、好きな船と無線通信から『船の無線通信士』になろうと決めたそう。ですが、免許取得のため理系の大学に進学する必要があると知って『あきらめました』と回想。
さまざまな知識を持っていると思われているが、タモリさんは『過大評価』と笑っていました」(芸能ライター)
軽妙なトークの中で、含蓄ある言葉が飛び出すのがタモリならではだ。
(FLASHより)
出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/9a938b135739a0874797465b2bac4a07c601c794
タモリって1945年生まれなんだよね。昔、「オールナイトニッポン」を聴いていたことから知っていた。
何より、「新しい戦前」という言葉がさらっと出てくるセンスに感心した。
1年前には「新しい資本主義」と称して新自由主義からの脱却を唱えていたはずの宰相が、資本主義には何も手をつけずに「新しい戦前」への扉を開く。
この国はますますとんでもない方向へと進んでいる。