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古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

ワグネル代表プリゴジン氏の死亡確認 ロシア連邦捜査委 (NHK)

 プリゴジンの死亡については、弊ブログにも「死亡が報じられたのはこれで3度目だ」などと真偽を疑うコメントもいただいたが、どうやら「四度死ぬ」可能性は薄れたようだ。以下NHKニュースより。

 

www3.nhk.or.jp

 

ワグネル代表プリゴジン氏の死亡確認 ロシア連邦捜査委

2023年8月28日 0時21分 ロシア

 

ロシアの連邦捜査委員会は27日、北西部で墜落した自家用ジェット機に乗っていて死亡した10人の身元についてDNA鑑定などを行った結果、ことし6月に武装反乱を起こした民間軍事会社ワグネルの代表プリゴジン氏の死亡が確認されたと明らかにしました。

 

ロシア北西部のトベリ州で23日に起きた自家用ジェット機の墜落について、連邦捜査委員会は25日、現場で10人の遺体を収容したと発表し、DNA鑑定などによる身元の確認を進めていました。

そして27日「10人の犠牲者全員の身元が確認された」として、ことし6月に武装反乱を起こした民間軍事会社ワグネルの代表プリゴジン氏の死亡が確認されたと明らかにしました。

これに先立って、ロシアのプーチン大統領は24日「ワグネルのメンバーが搭乗していた。プリゴジン氏は人生で重大な過ちを犯したが、私の求めには必要な結果も達成した。才能のある人物だった」などと述べ、哀悼の意を表していました。

墜落をめぐってアメリカの複数のメディアは、機内に仕掛けられた爆発物による可能性があると伝えているほか、ロシアの治安機関が関与した可能性が高いという見方も報じられています。

これに対して、ロシア大統領府は25日「まったくのウソだ」としてプーチン政権が墜落に関与したとする見方を全面的に否定しています。

 

プーチン大統領 志願兵などに「命令に厳格に従う」宣誓義務づけ

 

ロシアのプーチン大統領ウクライナへの軍事侵攻に関わる志願兵などに対して「国家への忠誠を誓い、指揮官の命令に厳格に従う」と宣誓することを義務づける大統領令に25日署名しました。

ウクライナ侵攻をめぐっては民間軍事会社ワグネルの代表、プリゴジン氏が国防省との対立を背景にことし6月、武装反乱を起こしていて、プーチン大統領としては民間軍事会社などの戦闘員を政権の統制下に置くねらいがあるとみられます。

この大統領令はロシア北西部でプリゴジン氏らが自家用ジェット機の墜落によって死亡した2日後に公布されています。

 

NHKニュースより)

 

URL: https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230827/k10014175991000.html

 

 記事の最後に「死亡した2日後」とあるので、NHKプリゴジンの死亡を確定した事実と認定しているようだ。

 なお、プリゴジンの「飛び恥」に搭乗してプリゴジンらとともに死亡した乗務員が残した情報が報じられている。以下Newsweekより。

 

news.yahoo.co.jp

 

墜落したプリゴジンの航空機に搭乗...「客室乗務員」が、家族に送っていた「最後」のメールと写真が判明

8/25(金) 17:31配信

 

<墜落したプライベート機に搭乗していた女性CAは事故当日、家族に向けて「緊急の修理」により「離陸が遅れている」と連絡していたという>

 

ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創設者エフゲニー・プリゴジンを乗せていたとみられるプライベートジェット機が墜落し、ロシア当局は乗員乗客10人全員が死亡したと発表した。その1人が、客室乗務員のクリスティナ・ラスポポワだ。ロシア連邦航空局によれば、墜落機の乗務員はラスポポワと、アレクセイ・レブシン機長、ルスタム・カリモフ副操縦士だった。

 

ロシアの保安当局とのつながりがあるとされている、「テレグラム」上のメディア「Baza」は、ラスポポワはカザフスタンとの国境に近い町エマンジェリンスク在住のロシア当局者の娘だと伝えている。ラスポポワの出身地については情報が錯綜しているが、複数の報道によれば、彼女はモスクワで育ち、数年前からサンクトペテルブルクで暮らしていた。ロシアのウェブサイト「74.RU」は、ラスポポワはカザフスタンで生まれたと報じている。

 

■プライベートジェット墜落の詳細はいまだ不明

 

同じくロシアの保安当局とのつながりがあるという匿名チャンネル「VChK-OGPU」は、ラスポポワは今回の事故が起きた8月23日のフライトの数日前に、モスクワに移動していたと伝えた。Bazaによれば、彼女は出発の数時間前、家族に「緊急の修理」のため「離陸が遅れている」と言っており、空港のカフェで撮影した写真をソーシャルメディアに投稿していた。また匿名の情報筋は74.RUに対し、ラスポポワは常に「強烈な個性」の持ち主だったと述べた。

 

本誌はこれらの報道の詳細について、独自に確認を取ることができていない。

 

プリゴジンが乗っていたとされるプライベートジェットの墜落をめぐる状況は、依然として不透明だ。同機は現地時間の午後6時過ぎに、ロシア中部トベリ州のクジェンキノ近郊に墜落。その後すぐに、機体が地面に向かって真っ逆さまに落下していく様子を捉えた動画と、機体の残骸の写真が出回った。

 

ロシア国内の複数の報道は、同機に搭乗していた少なくとも8人の遺体が収容されたと示唆した。

 

墜落の原因については複数の説が浮上している。同機に積まれていたワインの箱に爆弾が仕掛けられていたという説もあれば、地対空ミサイルで撃墜されたという説もある。中には、プリゴジン本人が黒幕で、自分の死を偽造するためにジェット機を墜落させたのではないかという声もある。

 

ロンドン大学キングス・カレッジ戦争学部の研究員マリーナ・ミロンは、「今回のジェット機墜落の黒幕がロシア政府だったとしても、大きな驚きではない。ロシア政府にとってこれは、ウラジーミル・プーチン大統領の持つ力と、裏切り者は容認しないという意思を示す一つの方法だろう」と指摘する。

 

だがロシア政府は、プレゴジンが率いていた活動の全てを掌握しない限り、プリゴジンの排除には動かなかっただろうとも本誌に語り、こう付け加えた。「プーチンは決して忘れないし、許さない」

 

エリー・クック

 

Newsweekより)

 

URL: https://news.yahoo.co.jp/articles/bc3f796f6d6f88f8c06697f964ba23b12a250faf

 

 上記記事を読むと、「飛び恥」の墜落の原因は、当初の報道で推測され、弊ブログの記事のタイトルにも借用した「地対空ミサイル」による撃墜よりも、爆発物が機内に仕掛けられた可能性が高いようにも思われるが、真相は事実上闇に葬られることになりそうだ。