一昨日の金曜日が忙しさのピークだった。まだ明日は早出しなければならず、その前に片付けなければならない仕事が残っている。昨日はさすがに仕事は少ししかできず、モーツァルトを聴いたり本所深川を舞台にした宮部みゆき初期の軽い時代小説を読んだりしていた。ブログ記事を書く気は起きなかった。しかし明朝は絶対にブログに時間は割けないので書くなら今日しかない。だから何日かぶりに書くことにした。
まず岸田内閣の支持率がまた下がった。日経の世論調査結果を受けた三春充希氏のグラフは下記マストドンのようになった。
臨時国会が閉幕したが、会期末の内閣支持率不信任案で雪崩現象が起きた。維新、元号新選組、それに民民といった「ゆ党」がことごとく不信任案賛成に追い込まれたのだ。
これはいささか維新や新選組や民民に対して底意地の悪さをむき出しにした書き方だったかもしれない。穏和な表現にすると、下記まことん氏(社民党員)のXのようになる。
岸田内閣への不信任案が否決。今の国会地図なら当然の結果であり、臆する必要はありません。しかし、不信任案に立憲、社民、共産のみならず、国民民主党や「維新」、れいわ新選組も「賛成」で一致できた意義は、とてつも無く大きい。この過程で得た結束を、自公政権を追い込むために活かしましょう。
— まことん┃学び直すおじさん@2024年社労士受験 (@makotonch) 2023年12月13日
民民はその代償としてトリガー条項解禁解除を蹴飛ばされようとしており、それをめぐって民民の支持者から玉木雄一郎に対する批判が出始めた。
トリガー条項解除に進退をかけるとまで言って頓挫したのだから、党内の誰かしらが代表の責任追及をするべき。それが健全な政党のあるべき姿。 https://t.co/8hJzFmFxnp
— 白鹿のん子 (@kumakumaiii) 2023年12月15日
自民党の安倍派については、下記集英社オンラインの記事が読ませる。
上記リンクからだと引用がうまくいかないが、Yahoo! JAPANへの配信からだと問題なく引用できるので、以下そちらから引用する。
〈裏金問題・迫る特捜部〉会長も不在、ポストもなしで安倍派は崩壊へ…”裏ボス”森喜朗元首相は「介護施設に入るので」と雲隠れ? 疑心暗鬼の最大派閥内では黒幕探しもはじまって…
12/13(水) 7:01配信
政治資金パーティをめぐる一連の問題を受け、岸田文雄首相は大臣や、党役員などから安倍派議員を外す人事を行う考えだ。これまで99人の最大派閥として自民党内で大きな影響力をもってきた安倍派だが、会長も不在で、ポストも失うとなれば、派閥としての求心力を失うことは必至。さらに、ここに来て安倍派のオーナー的存在である森喜朗元首相の「雲隠れ」情報や、「黒幕」による裏切りの噂も派内の混乱に拍車をかけている。
「もはや安倍派にいる意味がない」急速に落ちる求心力
「政治の信頼回復と国政の停滞回避のため、しかるべきタイミングに適切な対応をとる」
12月11日、国会でそう語った岸田首相は、国会閉会後の14日という「しかるべきタイミング」に「安倍派の大臣らの交代」という「適切な対応」をとることを決めた。
「首相は、週末に麻生太郎副総裁や茂木敏充幹事長らと相次いで会談しました。こうした他派閥の党幹部の助言も受け、安倍派議員を早期に交代させる方針を決めました」(全国紙政治部記者)
99人を擁する最大派閥の安倍派には激震が走っている。
「ただでさえ安倍派は、松野博一官房長官、西村康稔経産相ら『5人衆』が重要ポストを確保していたので、中堅以下にポストが回って来るのが遅かった。そのうえ『安倍派』というだけでポストからはがされては、たまったものではない。
もっとも、今は無派閥議員も『今、入閣要請されても泥船の岸田政権には入りたくないから断る』という状況で、ポストを求めたいわけではないが……。それでも、安倍派というだけで疑いの目を向けられるし、安倍さんももういないし、もはや安倍派に所属する意味がなくなる」(安倍派議員)
「キックバック額が最大規模だと報じられたある議員は、事務所も閉め、記者にも最低限の対応しかせず、なんとかやり過ごそうとしていますが、安倍派に狙いを定めた検察は本気です。これまで安倍政権は検察の人事に介入するなどして検察を抑え込んできましたが、今回は完全に反撃をくらっている形です」(自民党関係者)
森氏が先手を打って「逃亡」したのでは
安倍派が大混乱に陥るなか、動向が注目されているのが、派閥に大きな影響力を持つ森喜朗元首相だ。
森氏は安倍氏の死去以降、安倍派会長人事をめぐって「官房長官の松野さんは、今は自分のことで精いっぱい」「萩生田さんは総合力は最も高い」などと口を挟んできた。
そんな森氏の発言の機会となっていたのが、森氏の地元・石川県の北國新聞の連載『総理が語る』だった。ここで森氏は、15人の集団指導体制となった安倍派について「下村博文さんを外すことが狙い」「下村さんは私に土下座するくらい、命懸けで会長を狙っていますが、残念ながら派内に期待する声はない」などと赤裸々に語っていた。
隔週1回、永田町で大きな話題となってきたこの連載が突如終了したのが、11月26日。低支持率に苦しむ岸田政権を「今こそ清和政策研究会(安倍派)が岸田さんをしっかり支えないといけない」などと語ったが、北國新聞の「この連載は今回で終了します」との一文で、24回の連載はあっけなく幕切れとなった。
「折しも、安倍派のパーティ券問題が大きく炎上する直前で連載が終了し、森氏が先手を打って『逃亡』したのではないかと話題になりました。森氏は安倍派の組織的な裏金づくり疑惑が連日報じられている渦中の12月5日夜に、安倍派の西村康稔経済産業相や世耕弘成参院幹事長と都内で会食。一連の問題への対応を協議したとみられますが、その前後には森氏が『介護施設に入るので、外部との連絡がとれなくなる』と友人に連絡したとの情報も駆け巡りました。
安倍派の組織的な裏金作りは20年ほど続いてきた慣習ともいわれており、森氏の関与や認識が問われるのは必至。それだけに森氏は検察の動きを見越して、先回りして動いているのでは、とみられています」(自民党関係者)
森氏と5人衆に反撃したいあの人は…
一方、大混乱に陥る安倍派の「裏切り者」「黒幕」とみられ始めているのが、安倍派の新体制で森氏や5人衆によって外された形となった、下村博文元文科相だ。
「5人衆や塩谷立座長の側が受け取ったキックバック額が具体的に報じられるなか、2018年に事務総長も務めた下村氏側のキックバックが報じられていないことで『安倍派の運営から外された下村氏が検察の捜査に協力し、キックバックによる裏金づくりの仕組みを伝えている』との見方が強まっています」(全国紙政治部記者)
その背景には、下村氏をめぐる現状がある。
「下村氏は、集団指導体制の15人からは外されたうえに、自身が安倍派会長に就任するために2000万円を森氏に渡そうとしたことを森氏に暴露されました(※下村氏は否定)。森氏や5人衆に反撃するため、自身に火の粉が降りかかるのも覚悟の上で、検察に裏金づくりの実態を暴露し、そのことを察知した安倍派幹部も、すでに森氏には下村氏の『裏切り』を報告したのでは、との話が永田町では出回っています。
連日、安倍派のキックバックの実態が報道され、安倍派議員は『次は自分の名前が出るのでは』とおびえ、『誰が裏切ってリークするのか』と疑心暗鬼になっているのです」(同)
過去に分裂を繰り返してきた歴史をもつ安倍派。分裂どころではなく、跡形もなくなってしまうのか……。(後略)
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
URL: https://news.yahoo.co.jp/articles/01da14c998b6367dc7a89b0223d89c20c68f3b8c
「ざまあ」の一語に尽きる。ストレス解消にはもってこい。いい気味だ。
私は安倍派なんか早く雲散霧消してしまえとしか思わない。
以下、オリジナルの記事についたはてブコメントより。
〈裏金問題・迫る特捜部〉会長も不在、ポストも失い、安倍派は崩壊へ…”裏ボス”森喜朗元首相は「介護施設に入るので」と雲隠れ? 疑心暗鬼の最大派閥内では黒幕探しも始まって… | 集英社オンライン | 毎日が、あたらしい
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森喜朗との不仲が伝えられていた下村博文の裏切り、森の介護施設への逃走、三文ドラマみたいでめっちゃ面白い。
2023/12/13 16:25
森喜朗はかつて「闇将軍」と言われた田中角栄を気取っていたのだろう。
だが、森は角栄とは違って頭が悪すぎた。総理大臣時代「鮫の脳みそ」と言われたのも納得だ。
角栄のやり方は、自らの派閥からは決して総理大臣を出さないことで権力を保つことだった。大平正芳や鈴木善幸の頃にはそれでうまくいったが、鈴木のあとを中曽根康弘にしたのが大失敗で、中曽根に面従腹背されたことをきっかけに、配下の竹下登や小沢一郎らに寝首を掻かれた。
角栄でさえ10年続けられなかった闇将軍が森如きに務まるはずがない、そもそも森は何歳なんだよと思ってはいたが、森が地元の極右紙に「総理が語る」などという連載をさせていたとは本当に呆れた。総理大臣を辞めてから22年も経つあの鮫脳を未だに「総理」と呼び続ける極右紙にも呆れ返った。
私が思い出したのは、森が首相を辞めてからしばらくかつて文春が出していた月刊『諸君!』に連載され、その後も不定期に掲載された「森の清談」と題したインタビュー記事だ。私は、何が「清談」だ、森のしゃべりなど「濁談」じゃないかと腹を立てていたのでよく覚えている。
その森がさんざん下村博文の悪口を地元極右紙上で語り、逆上した下村に刺されたであろう経緯がまた笑える。それで森が介護施設に逃亡すると知って、今年亡くなった谷村新司(この人もまた結構な右翼だった)がいたアリスの歌が「養老院サンバ」と空耳するという昔の笑い話をなぜか思い出した。