しかし同じ世論調査で、「次の衆院選で政権交代してほしい」と答えた人が62%だった。
以下引用する。
毎日新聞 2024/4/21 17:11(最終更新 4/21 17:28)
毎日新聞は20、21の両日、全国世論調査を実施し、次の衆院選で政権交代してほしいか尋ねたところ、「政権交代してほしい」が62%で、「政権交代してほしくない」は24%にとどまった。「わからない」も13%あった。
昨年11月以降、自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金問題が深刻化。岸田内閣の支持率は2月に14%まで下落した。4月は20%台を回復したものの、10カ月連続で30%を下回っており、厳しい政権運営が続いている。
URL: https://mainichi.jp/articles/20240421/k00/00m/010/107000c
今や世論はそうなっている。
5か月前に、立民代表の泉健太は「5年で政権交代。次期衆院選で基盤築き、ホップ、ステップ」などと言っていた。以下、昨年11月の朝日新聞デジタルより。
上記泉の発言を弊ブログは下記記事にて批判した。
以下引用する。
泉健太支持者がこの泉発言に納得し、小沢や蓮舫のみならず一般の泉批判者に強く反発していることはいうまでもない。泉の強力な後ろ盾である岡田克也も泉をサポートするコメントを発している。
しかし、彼らが失念していることが一つある。それを弊ブログは指摘しておかなければならない。
それは、衆院選の選挙制度だ。そう、白を一発で黒にひっくり返す小選挙区制である。だから、今のように政権与党の自民党と鼻息荒く野党第一党の座を狙っていた野党第二党にともに強い逆風が吹いたら、立民が政権を担わなければならない局面が突然現れる可能性が十分ある。少し前に弊ブログでマストドンを紹介したシゲ氏だったと思うが、現在の保守勢力は岸田文雄らの旧保守と、菅義偉や維新などの新保守、それに亡き安倍晋三の流れを汲む復古主義的極右の3勢力があり、周知の通り後二者には一定の友好関係がある。しかし今後は、自民党に取って代わりたい維新と、安倍菅時代のように維新には自分たちと肩を並ばせない程度に協力関係を保ちたい復古極右との間にも必ずや緊張関係が生まれるはずだ。つまり保守勢力が旧保守・新保守・復古極右の三派鼎立になる可能性すらあるわけで、そうなると有権者の3分の1程度を占めるに過ぎないとみられるリベラル・左派であっても消去法で小選挙区下でも一定程度選ばれ、それを受けて少数与党として政権を担わなければならない事態に追い込まれる可能性がある。
このように考えると「5年で政権交代を考えている」という泉健太はあまりにも悠長に過ぎるとしかいえない。
URL: https://kojitaken.hatenablog.com/entry/2023/11/08/083147
上記引用文の冒頭に「小沢や蓮舫」と書いたが、これはいうまでもなく「5年で政権交代」という泉の発言に対し、立民党内から小沢一郎や蓮舫による批判が出たものだ。
私は正直言って小沢や蓮舫は嫌いだし評価もしないが、この泉発言に関する彼らの批判は正しかった。
私は上記記事中に
保守勢力が旧保守・新保守・復古極右の三派鼎立になる可能性すらあるわけで、そうなると有権者の3分の1程度を占めるに過ぎないとみられるリベラル・左派であっても消去法で小選挙区下でも一定程度選ばれ、それを受けて少数与党として政権を担わなければならない事態に追い込まれる可能性がある。
と書いたが、現在私自身の在住地で行われている衆院東京15区補選は、まさにこの構図そのものではないか。
言わんこっちゃない。3補選の結果がどうあれ、現在に至るまでの政治の流れを5か月前に全く読めなかった泉健太立民代表は更迭した方が良い。
なお、上記引用文に続く部分に、2022年参院選の結果に関する泉健太の言い分を徹底的に批判したので、興味のある方はその部分もご覧いただければ幸いだ。