4日間更新を休んだが、最初の2日は仕事のため、一昨日と3連休初日の昨日は遊びのためだった。
3連休明けの明後日(15日)が衆院選の公示日になる。
それを目前にして、各党間あるいは各党内の権力争いが熾烈になっている。
まず、元号新選組が沖縄1区の候補者擁立を取りやめた。しかしそれに至る間に、組長(党代表)の山本太郎が、当該の元候補予定者に対して、立候補しても共産党前職の当選に影響しないなどという、元候補予定者を人とも思っていないことを露呈する極悪な言葉を発した。これは同組(同党)がとんでもない党首独裁の政党であることを明確に示すものだ。だから、立候補を取り下げないよりは取り下げた方がマシだったとはいえ、同組(同党)を評価する気にはなれない。
山本太郎「れいわが立ったとしても赤嶺さんには影響を及ぼさないと思ってます」
— 奈良リベ丸 (@Liberal_Nara) 2024年10月9日
衝撃的な発言。沖縄1区に当選しないどころか大して票も取れないと思ってる候補を立てたと。どんだけ他人を舐め腐っているのか。 pic.twitter.com/3inoCJlRhx
また同組は、比例東京ブロックで名簿1位に登載されることがほぼ間違いなく予想される伊勢崎賢治については何の予定変更もなさそうだ。
私は同組は前回衆院選の潜在的獲得議席の4議席(比例東京の1議席を含む)を最低でも獲得し、上限で6議席くらいまではあり得る*1、ほぼ確実に議席獲得が予想される伊勢崎が、今後の新選組の安全保障政策を決定していくことになるだろう。
なお、三春充希氏がnoteでやっている「リアルタイム議席数推定」*2の有料部分(というより、この記事は大半が有料部分)を見ると、新選組の推定獲得議席数は最盛期だった今年3月には実に14議席に達していた。それが政党支持率が半減した現在(当時からまだ7か月しか経っていない)では4議席に落ち込んでいる。ただ、これは「選挙ブースト」が起きる前の数字なので、「選挙ブースト」によって同組が議席数を上乗せできるかどうかが鍵だと私は見ている。
その4議席には含まれないが、議席を増やすとすれば北関東と九州だろうということが、三春氏のグラフから読みとれる。だから私は、特に北関東で同組が議席を獲得するかどうかにより強い関心を持っている。伊勢崎の場合はほぼ当選は不可避だと諦めざるを得ない情勢だと考えているからだ。もし北関東で比例ブロック名簿の1位に確実に登載されるであろう長谷川羽衣子が当選すれば、新選組は外交・安全保障では「親露」にして「新9条」の明文改憲派、経済政策では日本版MMT(現代貨幣理論)に立脚するという旗幟が鮮明な政党になる。このように主義主張をはっきりさせた政党になること自体は悪くないが、私がこの政党(組)を支持する気には全くなれないことは繰り返し書いてきた通りだ。
なお、一時は衆院で二桁の議席獲得が見込まれた新選組がなぜここまで党勢を落としているのか、その理由はよくわからない。私が新選組に心惹かれたことは、2019年参院選で特定枠を使うことを発表した時を唯一の例外として、それ以外には一度もないからだ。
新選組に一定のシンパシーを持っていた人たちの心境の変化が窺えるのは、社民党員・まことん氏の下記のXだ。
れいわ新選組が沖縄1区の候補者擁立を断念しましたが、この件で、「れいわ」が地域の運動の実情もガン無視の、自党本位の体質が露わになりました。比較的、「れいわ」に理解を寄せていた社民党の党員ですら、「れいわ」は敵だとみなす人達が増えています。私も、もはや「れいわ」が味方とは思えない。
— まことん@しばらく低浮上(氷河期労働者・社労士試験2025年絶対合格。) (@makotonch) 2024年10月11日
自民党の東京9区の件や玉木雄一郎の暴言などについても取り上げようと思っていたが、この記事は新選組の件だけでまとめておく。