kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

三春充希氏が「リアルタイム議席数予測」を久々に更新。悪い順に立民、自民、維新、新選組、公明、共産が「衰退6党」となった

 待ちに待った三春充希氏の「リアルタイム議席数予測」が更新された。

 

 

 今衆院選をやったら、各党の比例ブロックの議席数合計は自民42、参政29、民民27、立民25の順番になるという。参院選比例区の結果から判断して当然の数字だ。5位以下は公明18、維新11、新選組7、共産7、保守6、みらい4、社民0。

 昨年の衆院選の数字がどうだったかというと、自民59、立民44、公明20、民民17、維新15、新選組9、共産7、参政3、保守2、社民0だった。

 昨年の参院選から現在に至るまで、もっとも大きく党勢を落としたのは立憲民主党(立民)であって、実に43%減である。次いで自民が29%減、以下、維新27%減、新選組約2割減、公明1割減となる。共産は増減なしだが長期低落中。つまり、悪い順に立民、自民、維新、新選組、公明、共産が今の政治局面(政局)における「衰退6党」だといえる。新選組など、今年3月までは急速に伸びていたはずなのに、その後ピークアウトして衰勢へと転じた。その理由は弊ブログが繰り返し指摘しているように参政党の台頭であって、新選組は参政党と根っこの一部を共有していることが災いして、参政党人気急騰のあおりをもろに食らっているのである。新選組は今に至るも「立民主要打撃論」を展開しているようだが、急速に衰退している立民を攻撃しても得られるものはほとんどない。「参政党主要打撃論」に路線転換をしない限り道は開けないと思うが、その参政党と根っこを共有していることが新選組の致命傷になりつつあるように見える。

 上記三春氏のポストにこんな反応があった。

 

 

 三春氏は上記Xをリンクした下記Xをポストした。

 

 

 これは心強い。私が三春氏の発信の中でももっとも注目しているのも、この「リアルタイム議席数予測」だ。これによって各党の勢いが推し測れる。

 現在はものすごく大きく民意が動いている。それは自民党の崩壊を受けてのことだ。

 昨年の衆院選では自民と立民は合わせて103議席で、比例ブロック全議席である176議席の58.5%を占めていたが、それが39.2%にまで下がった。そういう政治状況である。

 それなのに、立民の支持層はいまだにXで「七掛け理論」、つまり参院選では立民の比例票は衆院選の7割くらいになるのであって、衆院選になれば得票率は上がるなどとする妄論を唱えている。特に「アエニキ」という奴がよく言っているのだが、それには根拠は何もない*1。下記がその悪例というか、呑気な議論の一例である。

 

 

 

 

 「アエニキ」の頭の中には、2004年参院選で50議席を獲って自民党の49議席を上回った民主党が、翌年の「郵政総選挙」でどうなったかということなど入っていないらしい。

 自民党の崩壊については別途記事を書きたいが、立民で一番ダメなのはどういう社会を目指すのかのビジョンを示さないことだ。何がやりたいのかさっぱりわからない。それどころか野田佳彦は4月末に「減税」陣営入りを表明し、あろうことか他の野党との相違点を打ち消す方向に走った。私のいう「バスに乗り遅れるな根性」の発露だ。

 もっとも的確な立民批判だと私が思ったのは、下記レバ子氏が連投したXだ。

 

 

 

 

 昨今の塩村文夏参院議員をめぐる立民支持者たちの言い合いを見ていると、特に塩村氏を擁護する側に「アイドルのファン」的な気質が異様に高いように思われる。私は塩村氏の擁護側でも批判側でもない独自の立場であって、塩村氏とはおそらく志向する方向がやや異なるものの、自らの主張をはっきり言える塩村氏の戦闘力の高さは買っていて、そういう人は衆院選に転出させるべきだといつも書いているが、こういうことを書くと「政治家をいじめるな」と言われそうな空気を感じる。不健全きわまりないと思う。

 

 

 「セルフ民主集中制」という言葉がもっともよく当てはまるのは立民支持層だと私も思う。

 

 

 私も立民が「ボトムアップの政党」だと思ったことは一度もない。

 今ほど立ちすくんでいてはいけない時期はない。今意見を発信せずしていつ発信するのか。

 今の日本を私は「混沌の時代」とみている。あるいは「崩壊の時代」から「混沌の時代」への過渡期といえるかもしれない。

 だからちょっとのきっかけで民意が大きく動くのである。ほんのわずかまでまで党勢を急速に伸ばしていたと思った新選組が急にピークアウトしたり、いったんピークアウトしたとみられた民民がまた盛り返したりと目まぐるしく動く。

 今こそ「矢印の時代」だ。ピラミッド自体がもうないのだから頂点など目指す権力工作など何の意味もない。一番大事なのは方向性である。

*1:現象としては最近4回の衆院選参院選ではたまたまそうなっているが、その現象が起きる機構の仮説を「アエニキ」らは提示できていない。