昨夜(2/9)は常日頃から私が激しく腹を立てているXアカウントに対して怒りをぶつける記事を2件公開したが、弊ブログの基本的な考えは、4野党(中改連、共産、社民、新選組)がすべて強い権威主義的な体質に陥った結果、最終的にその程度本物かはわからないがかなり強くファシズム色を有する1人の政治家によってほぼ根絶されたのだから、今後は焼け跡からのボトムアップの社民主義政党を立ち上げる必要があるということだ。それとは別に、「新自由主義極右」に乗っ取られた伝統保守が、いつまでも自民党を自分たちの持ち物だと思う幻想から一日も早く脱却して自民党を割ることが必要不可欠であって、彼らの受け皿として中道改革連合にもそれなりの歴史的使命がまだ残されているとも思うが、少なくとも私自身は保守でも中道でもなく社民主義者なので、そちらの方面は保守や「中道」の方々に粛々とやっていただきたいと思う。宮武嶺さんは中改連の代表に泉健太なんか選んでくれるな、蓮舫を選べとおっしゃるけれども、そもそも参院議員の蓮舫は立憲民主党員ではあっても中道改革連合の党員ではないはずだ。私はよく知らないのだが、中改連の党員は解散前ま立憲民主党に属していた当時の衆院議員が該当するのはわかるが、それ以外に誰がいるのだろうか。中改連が今回の衆院選に担いだ候補は党員なのか。それ以外に一般党員がいるのか。不明にして私は全く知らない。
レバ子さんが下記のXをポストした。
一部立憲民主党をここまで大敗にさせた「自称中道主義者」何やらフルスペックの代表戦を望んているようですが、立憲民主党がする事は臨時の党員集会と党大会ですよ。党内の結束を破壊し尽くした右派の追求は甘んじて受けるべき。
— レバ子@Labor Struggle (@laborkounion) 2026年2月8日
その「自称中道主義者」がいう「フルスペックの代表選」とは立憲民主党の代表選なのか中道改革連合の代表選なのか。それさえはっきりしない。彼らは何をやろうとしているのだろうか。「フルスペックの代表選って何?」という以上の感想は持てない。
レバ子さんのXでは下記のポストも取り上げたい。
木下ちがや先生もしっかりと反省すべきだ。有権者の真ん中に票はない。あるのは中間派の表だけでそれは与党にも野党にも転ぶ。野党は与党の公約を真似してしまった事が大の敗因です。中道改革連合なんて、お終い。市民連合よりも酷い。
— レバ子@Labor Struggle (@laborkounion) 2026年2月8日
中改連の公約は実にひどかった。特に消費税関係が最悪で、中改連は自ら与党や他の野党との相違点を消しに行った(エッジを削りに行った、あるいは寝かせに行った、あるいはエッジそのものをぶっ壊しに行った)あげくに「高市早苗が総理大臣を続けても良いか」といって自身への白紙委任を求めるという、口調は穏やかだったり時には「ぴえん」したりもしていたが、その内実は安倍晋三でさえやらかった獰猛な「ヒトラーの選挙戦略」そのものであり、そんな高市の狙いを争点にすることに、中改連はわざわざ自分たちから協力してしまった。
私は中改連は旧公明党系と今回の衆院選で残った立民系の政治家たちだけが残って、今後自民党の伝統保守派がやらなければならない自民党分裂の際の受け皿になれば良いと思う。そういう政党も絶対に必要なのだ。一方、落選した中改連の候補者たち(公明系の28人は全員当選したから全部が立民系の人たち)にはフリーハンドでいてもらいたい。酒井菜摘は次も中改連の総支部長に選んで欲しいと言ったようだがやや軽率だった。もっとも一定以上の得票をしながら敗れた候補者たちには、中改連の方から早々と総支部長再任の依頼が行くに決まっていて、依頼を受けた候補者たちはそれに応じるだろうが、そんなものはある時点で反故にしてしまえば良いだけのことではある。もちろん反故にするためには受け皿が必要になるが。中改連から次も立候補したところで、比例復活も期待できない厳しい選挙戦を繰り返すだけだ。
当然ながら、立場上組織防衛を第一とする斉藤鉄夫は次の手を打ってきた。
記事はごく短い。埋め込みリンクに既に全文が表示されているが、リンク切れした場合に備えて以下にその短い文章を引用する。
中道の斉藤共同代表は「参院、地方議員も一つの政党となるべく考える」と述べた
URL: https://www.jiji.com/jc/article?k=2026020800865&g=flash
私はこれには絶対反対だ。私個人としてはボトムアップで社民主義政党が立ち上がる時の障害にしかならないという理由がもっとも大きいが、参院や地方議会の立民の議員たちの立場に立って考えても、仮に上記記事に書かれた斉藤発言の路線で突き進んだら来年の統一地方選や再来年の参院選での中改連が今回の衆院選と同じような惨敗を食らうことは今から目に見えている。参議院と地方議会の立民所属議員たちには全力でこの斉藤のもくろみを阻止してもらいたい。
中改連代表選の件は報道が次々と出てきている。下記は読売新聞の記事。
以下引用する。
泉健太氏や小川淳也氏が代表選出馬に意欲…118議席失った中道、13日に野田・斉藤両氏の後任決定
2026/02/09 20:24
中道改革連合の野田、斉藤両共同代表は9日の党執行役員会で、衆院選惨敗の責任を取って辞任すると表明した。後任を決める代表選は、12日告示、13日投開票の日程で実施する方針。
両氏は執行役員会で、公示前から118議席減の49議席に終わった衆院選を巡り、「歴史的な大敗の責任を取り、辞任したい」と述べ、了承された。
代表選の詳細は11日の議員総会で正式に決める。立候補に必要な推薦人は10人とする方向で、立憲民主党元代表の泉健太氏や元幹事長の小川淳也氏が出馬に意欲を示している。
(読売新聞オンラインより)
URL: https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20260209-GYT1T00531/
「駅前は朝の七時」の熱い願いに反して、泉健太自身が代表選出馬に意欲を見せているらしいことに笑ってしまった。朝日新聞に一時平井卓也の当確を出されてしまったものの大逆転で議席を守った小川淳也も出馬に意欲というが、この人ももともと「維新から共産まで含めた共闘」論者だった。泉と小川というと、2021年の立民代表選の再現になる。そういえば西村智奈美は比例復活したが逢坂誠二は比例復活もできずに落選したのだった。泉と小川だったら、権力工作の巧みさでは一枚上の泉が代表になれば良いのではないか。そのみち私が支持することはない政党だ。しかし泉、ずいぶん髪が白くなったな。
もっともこの政党、本当に続くのかという思いが一番強いけれど。新進党は1996年の衆院選で自民に競り負けたあと、翌1997年末に解党した。ましてや今回は大大大惨敗だ。自民党伝統保守派の受け皿になるところまで行けば良いけれど、まあそれは「彼ら」にとっての課題だ。
昨日、読書ブログの古い記事に、長年の社民党員だとおっしゃるo-tsukaさんからコメントをいただいたので以下に紹介する。
kj-books-and-music.hatenablog.com
コメントどうもありがとうございます。
上記リンクの記事は、昨日(2/9)ようやく累計アクセス数が20万件に達した零細ブログとしてはもっとも多くのアクセスをいただいた記事ですが、新選組の末路について書いたことはすっかり忘れていました。確かに下記のように書いていました。
山本が独裁する新選組は、今年の参院選でか、あるいは次の国政選挙でかはわからないが、いずれ行き詰まって破綻するだろうが、橋下徹の大阪府知事選初当選から既に14年が経過し、大阪を中心とした関西ではすっかり定着した維新はそう簡単には引きずり下ろせない。それどころか今年の参院選で立民を上回る議席を獲得する可能性や、その後の衆院選で野党第一党にのし上がる可能性さえある。しかし維新も新選組に負けず劣らず権力指数の高い政党だといえる。この政党もまた「アフターコロナの世界」に対処できようはずがない。
URL: https://kj-books-and-music.hatenablog.com/entry/2022/06/06/083926
上記記事を書いたあと、2022年参院選、2024年衆院選、2025年参院選、2026年衆院選と4度の国政選挙があった。その4度目の国政選挙で、新選組はついに実質獲得議席ゼロに追い込まれた。意外と長く持ったなという感想だ。今回の衆院選で新選組は1議席を獲得したが、それは自民党の不手際によるおこぼれだった(比例名簿の人員不足)。多分そうではなかろうかとは想像はしていたが、yumetoさんからいただいた弊ブログのコメントで、その想像が正しかったことが確認できた。コメントどうもありがとうございます。
「危機の時代には権力勾配の大きな組織ではダメだ」という私の確信は強まるばかりだが、その意味で今回の衆院選で見られた高市への白紙委任は最悪の選挙結果だったというほかない。その危険性は山本太郎の独裁や共産の民主集中制、あるいは民主党系政党の「セルフ民主集中制」どころではない。既に見た通り、野党の候補者たちの大部分は高市一人に負けた。
呆然と立ち止まるわけにはいかない日々が始まった。
はじめまして、松本清張・高橋敏夫で検索してこちらに参りました。
後半の政党分析には膝を打ちました。
新選組、ついに最期を迎えましたね。
わたし実は長年の社民党員でもあるのですが、なボトムアップを標榜しつつも、なかなか難しいものがあります。