野茂は過去3度メジャーで16勝を挙げたが、17勝は、1996年、2002年、2003年の3シーズンに何度もチャレンジしながら、ついに果たせなかった(日本では1990年と1992年に18勝を挙げたのが最多)。
松坂がその野茂の記録を破るのは時間の問題だろうが、このニュースを取り上げた理由は、「野茂氏」という表記だ。引退したスポーツ選手には敬称がつくからだ。
一つの時代が終わったことを、改めて想起させられた。
なお松坂は、17勝目で野茂を抜き、18勝目で朴賛浩(韓国出身)と並び、19勝でアジア人最高の王建民(台湾出身)と並び、20勝でアジア人シーズン単独最多勝となる。つまり、1勝ごとに記念の勝利となるわけだ。
果たしてどこまで勝ち星を伸ばせるだろうか。