kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

ついに英フィナンシャル・タイムズからも日本の衆議院に解散要求が出た

これは、ちょっとビックリのニュースだった。

http://www.asahi.com/international/update/0225/TKY200902250305.html#

「日本の危機は政治がマヒしているせいで悪化している」。英フィナンシャル・タイムズ紙は25日付の社説でこう指摘し、日本はすぐに総選挙を実施して、意思決定できる政府をつくるべきだと訴えた。

もとのFTの記事はこちら。
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It is time for an election. There is little point to paralysed governments.

朝日新聞の要約にケチをつける人たちもこちらに集っているが、
はてなブックマーク - asahi.com(朝日新聞社):「日本の危機悪化、政治のせい」 英紙、社説で批判 - 国際

記事の和訳はちゃんと別のサイトで読める。
http://news.goo.ne.jp/article/ft/politics/ft-20090226-01.html

今こそ選挙が必要だ。麻痺した政府には、ほとんど何の意味もない。

それにしても、フィナンシャル・タイムズの記事だから、新自由主義的な観点から日本の政治を批判しているかと思いきや、さにあらず。自民党政府が検討している株価維持策を批判し、

国民に消費を刺激する真の財政出動に加えて、企業が非生産的な資金を内部留保しないよう政府が止めさせる必要がある。

などと、実に正当な批判を行っている。日本では朝日新聞毎日新聞までもが、内部留保の切り崩しは現実的ではないと主張して財界にすり寄っているのとえらい違いである。世界では、とっくの昔に新自由主義は時代遅れになっているのだ。

このままでは、日本が世界最後の新自由主義国になってしまう。