これもいまさらのエントリだが。
http://ameblo.jp/aobadai0301/entry-10357197860.html
中川昭一死去
いったい何が起きたというのだろう。
まだ現段階では、自殺か、事件性の有無があるのか、
それもわからないということだが、
睡眠薬をこのところ多用していたということは、
やはり自殺か、偶発的な事故死ということになるのか。
一部で、CIAによる暗殺ではないか、という噂さえ、
インターネット上では飛び交っていた。
謀略説としては、副島隆彦氏と植草一秀氏の共著「売国者たちの末路」の後半部に詳述されている、
例のG8財務相会議泥酔会見で、
読売新聞の越前屋記者が、ナベツネの命令を受けたのか、
現地レストランでの美人記者合コンで、
ワインの中に、睡眠薬を入れたのではとされている。
中川昭一という人は、以前も、
拉致被害者の会合に泥酔状態で登場したこともあり、
酒癖の悪さは昔からあって、
おそらくこのときも時差ボケで疲れているところに、
ロシアの財務大臣との会談も控えているのに、
ワインを飲みすぎたという単なる本人の不注意がおそらく真相ではないかと私は思うが、
まさか、さすがにそんなスパイ小説さながらのことは、
都市伝説だとは思うが、
しかし、逆にいえば、
アメリカのドル買い支えや、国債引き受けに慎重な態度を示したことで、
アメリカから不興をかったというのが、話の下敷きにはあり、
そういう意味では、やはり中川昭一という政治家は愛国者なのである。
(管理人注:「越前屋記者」の表記は誤りであり、正しくは「越前谷(知子)記者」である)
ブログ主は、大阪出身で、現在は横浜市の青葉区青葉台(日本でも有数の金持ちの町)に在住しているらしい。ブログを読む限り、左翼ではなく中道右派なのだが、植草一秀氏の著書を読んで感銘を受けた旨のエントリを上げたところ、植草氏のブログに取り上げられて、一躍人気ブログになった。
いわば「勝ち組」の人で、それなりの知性と冷静さを持っているから、ソエジーと植草氏の陰謀論をブログで紹介しながらも、ブログ主自身は「もうろう会見」について「本人の不注意がおそらく真相ではないか」と書いて、陰謀論を退けている。
しかし、「アメリカのドル買い支えや、国債引き受けに慎重な態度を示したことで、アメリカから不興をかったというのが、話の下敷きにはあり、そういう意味では、やはり中川昭一という政治家は愛国者なのである」などと書いており、だから陰謀論が語られる理由も理解できるといわんばかりである。
ソエジーや植草氏が書いている内容が、根拠がない上、おそらくは誤った陰謀論であると内心思っていながら、このような文章を書くインテリが、陰謀論を増長させているのではないかと私は思う。
陰謀論は、それを唱える人や信じる人に免罪符を与え、甘やかしてしまう。それは、政治や経済を良くすることにも、周りの人々や自分自身の暮らしを良くしたり精神を豊かにすることにも、一切役立たない。それどころか、それらをダメにする一方であり、だから陰謀論は百害あって一利なしなのである。
インテリが陰謀論を甘やかすことは特に性質が悪いと、私は強く訴えたい。
それにしても、このソエジーと植草氏の共著はよく売れているらしく、本屋でも目立つところに置かれていることが多い。それに、中川(酒)の「もうろう会見」に関する陰謀論が平然と書かれているとは、あきれるばかりだ。
もし、本当にこの本が「悪徳ペンタゴン」にとって脅威となるものだったら、書店や流通業界に強い圧力がかかってしかるべきだが、現実にはそのような事態は一切起きていない。