kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

植草一秀氏が知識人として再起するためには

植草一秀氏が知識人として再起するための必要条件は、まず「トンデモ」と縁を切ることだ。副島隆彦といつまでも組んでいるようでは、永遠に植草氏の再起はないし、民主党政権に取り立てられる可能性は全くないと断言する。もし、ソエジーと組んだり、札付きの陰謀論ブロガーを持ち上げたりしたままの現在の植草氏を政権に取り立てたりしたら、日本政府自体が「トンデモ政府」になってしまう。民主党の政治家は馬鹿ではないから(中には藤田何とかというトンデモ議員もいるようだけど)、そんなことは絶対にやらない。

痴漢冤罪(かどうか知らないが)の件は、冤罪だと主張するなら、変な陰謀論など持ち出さないで徹底的に訴えることだ。
たとえば、確実に冤罪である高知の「白バイ衝突死」の事件について、来週本が出版される。

あの時、バスは止まっていた

あの時、バスは止まっていた

植草氏も、痴漢事件は冤罪だと主張する本を、陰謀論の記述を一切交えずに、説得力のある証拠を示して出版すれば良い。それが検討に値するものであれば、季刊誌『冤罪ファイル』も取り上げてくれるだろう。

私は植草氏が優秀であることまでも否定するものではないし、植草氏の示す積極財政の主張にも賛成である。だが、陰謀論に傾いたり民主党支持者の共産党攻撃を煽ったりする昨今の植草氏の文章を見ていると、「知識人の堕落」という言葉しか思い浮かばない。植草氏には、知識人の責任を果たしてほしいと強く願うものである。

[追記1]
http://b.hatena.ne.jp/entry/uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-91ff.html より。

kairusyu 植草一秀, トンデモ, 陰謀論 改めて思うが、植草氏はどんどん転げ落ちていくね。自分の発言で、無能で有害な仲間を手に入れて。 2009/11/14

[追記2]

植草氏の著書『知られざる真実 −勾留地にて−』の巻末に事件の記述があることに気づいた。この本は、去年買ったまま読んでいなかったが、目を通すことにする。他の部分と合わせてレビューしてみたい。