昨日(2/7)の記事に、「アルルの男」中田安彦は元日経新聞記者と書いたが、これは私の思い込みによる誤りだった。10年前に書いた記事を読み返すと「元大手新聞」と書いてある。つまり当時は中田がかつて在職していた新聞社がわからなかったのだが、どうやら読売らしい。「大手新聞」とは「大手町の新聞社」だったのだ。昨日の記事は訂正しておいたが、また読売かよ!と思ってしまった。なお、中田が1976年生まれで副島隆彦の弟子だったという情報には誤りはなかった。
山本太郎氏の政策秘書の中田安彦という男は副島隆彦*1の弟子で、リバタリアン且つ「陰謀論」の人なんだって! 山本氏には植草一秀人脈が大きな影響力を及ぼしていることは知っていたけれど、今度は副島か! まあ、リチャード・コシミズが絡んでないことに胸を撫で下ろすべきだろうか(笑)。でも、山本氏というか「れいわ」はリバタリアン的な緊縮政策とは対極に立つ反緊縮(リフレ)政策をウリにしているわけだけど、それとの整合性はどうなるのだろうか。或いは、この中田という人がリフレ論或いは最近流行のMMT*2に転向したのだろうか。
昨日のエントリにいただいた下記コメントによると、どうやら中田安彦は副島隆彦と袂を分かって「転向」したとのことです。
バランス理論
「現在のアルルの男を『リバタリアン』とするのは冤罪だ」とのことですので、今後は中田安彦を「元リバタリアン(の陰謀論者)」と呼ぶことにします(笑)。
しかし中田が結構な期間副島隆彦の弟子だったことは事実なんですよねえ。リバタリアンから反緊縮ってどう考えても正反対の立場への転向なんですけど、どうやら中田という陰謀論者にとっては経済政策は方便(=目的のために使用する便宜的な手だて)であることはほぼ間違いなさそうだなというのが私の感触です。同様の感触は、本職は富裕層のための資産コンサルタントか何からしい植草一秀に対しても持っています(しかも植草は結構な右翼ですしね)。
そんなわけで、中田安彦だの植草一秀だのと強いつながりを持つ山本太郎はやっぱり信用できない、という私の結論は変わりません。
「え?アルルの男ってたまに見かけるけどそんな奴だっけ?」と思い、彼のTwitterを「副島」で検索したところ、どうも現在は縁を切っているようで、副島がベンジャミン・フルフォードやらN国やらと繋がっている事を批判していました。
現在はリバタリアンや茶会系とは真逆のMMT(に限らず財政出動論)に傾倒していますね。
副島は財政破綻論者なので、経済政策面でも関係が決裂したのでしょう。
そういう意味では、現在のアルルの男を「リバタリアン」とするのは冤罪だとは思います。