kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

ウエクサはルイセンコだ。ルイセンコの欺瞞を暴け!

1年以上前の記事だが、植草一秀副島隆彦(ソエジー)との共著を出した頃、「アルルの男・ヒロシ」こと中田安彦から、気持ち悪い仲間ぼめの記事を書いてもらったことを、うれしそうにブログに書いていた。
『売国者たちの末路』(祥伝社)の大増刷決定: 植草一秀の『知られざる真実』 より。

副島隆彦先生の学問道場サイトでは、中田安彦様が貴重な書評を掲載下さった。心よりお礼申し上げるとともに、以下にその一部を転載させていただく。

「この本は出来るだけ早めにお求めになることをおすすめします。私は、普段はそういうことは思わないのですが、この本はたぶん、全国の書店で売り切れが相次ぐことになると予感しました。それだけ、この本に書かれている内容は、生々しいものなのです。

 生々しい内容としては、94ページに書かれている、ある外資系ファンドの人々の植草評価である。植草先生の知人で外資系の債券回収業を日本で立ち上げた人物がいる。その人が、外資系ファンドの人たちの集まりの中で、参加者の外資系の人々が、口々に、「ウエクサはガリレオだ。ガリレオを火あぶりにしろ!」と叫んだと植草氏本人に話したという。

 つまり、外資系金融業者が、竹中路線を否定する植草先生を「火あぶりにしろ」と叫んだというのである。この恐ろしいエピソードは、あの当時、主流派エコノミストにとって、小泉・竹中路線に反対することが命をかける行為だったのかを如実に物語っている。


へそが茶を沸かすとはこのことだ。中田安彦植草一秀は、よくも恥ずかしげもなくこんな作り話をでっちあげたものだと感心する。「ウエクサはガリレオだ」と叫んだという「外資系の人」というのは、天動説が正しいと信じているのだろうか?

今はやりの「ティーパーティー運動」にのめり込んでいる人たちの中には、天動説を信じている人もいるかもしれないが、これまで「外資系の人」として描かれてきたのは、金融工学を表看板にして、実は裏のコネクションを利用して金儲けをしてきた人たち、ではなかったのか。学問に立脚していることを建前にしてきた人たちが、反対者を「ガリレオ」呼ばわりすることなどあり得ないことは、中学生にだってわかる理屈だ。

つまり、中田安彦植草一秀というのは、こんな見え透いた嘘を堂々と全世界に向けて発信する、恥知らずの人間だということだ。

そして、そんな中田が持ち上げる植草一秀とは、おのれの怨念を晴らすために学問をねじ曲げる曲学阿世の輩。学者にたとえるのなら、ガリレオではなくルイセンコあたりが適当だろう。

ウエクサはルイセンコだ。ルイセンコの欺瞞を暴け!


[PS]

ちょっと勘違いをしていました。
中田安彦は、植草一秀が書いていることを引用しただけでした。つまり、「外資系の人が、『ウエクサはガリレオだ、ガリレオを火あぶりにせよ』と言った」と最初に書いたのは、植草自身でした。

よって、当記事を一部訂正しました。