悪徳ペンタゴンの悪行三昧を主権者国民が成敗: 植草一秀の『知られざる真実』 の初めのほうにある下記のセンテンスを読んで、吹き出してしまった。
主権者国民の手から政治権力を強奪した菅直人氏が、政権交代の父=主権者国民勢力の頭領である小沢一郎元民主党代表を追い落とそうと卑劣な行動を加速させている。
「なんとかの父」って、どんなのがあったかな。まず最初に思い浮かんだのは「音楽の父」バッハだが、先日も当ブログで紹介した石井宏著『反音楽史』*1によると、生前のバッハは国際的には、いやそれどころかドイツ国内でさえ全くの無名で、バッハが生きていた時代には、音楽といえばイタリアだった。ちなみに、男性であるにもかかわらず、なぜか「音楽の母」と呼ばれるヘンデルは、イギリスに帰化して活躍したので、ドイツを除くヨーロッパでは「ハンデル」として知られているそうだ。ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルは、自らのドイツ名からウムラウトを取り除くなどして、ジョージ・フレデリック・ハンデルと改名したのである。
- 作者: 石井宏
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/09/29
- メディア: 文庫
- クリック: 12回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
この本を読んで、大のインテリだったモーツァルトの父・レオポルトが「イタリア人陰謀論」に取り憑かれていたことを知って、誰かさんを思い出したことは既に書いた。
その次に思い出したのが、「ウルトラの父」。なかなか、「なんとかの父」って思い出せないのだ。
そのさらに次に思い出したのが、「近代科学の父・ガリレオ」。植草一秀は、外資系ファンド関係者たちが「ウエクサはガリレオだ。ガリレオは火あぶりにしろ!」と叫んだと書いたが、もしそうだとしたら、外資系ファンド関係者たちは、自らを天動説信者になぞらえていることになる、そんな馬鹿なことを言うはずがないとも、当ブログは過去に指摘している*2。
そんなこんなを思い出して笑ってしまった次第だ。