千葉県年表 - Living, Loving, Thinking, Again より。
『千葉県ガイドブック2009』に、
千葉県はもともと安房国、上総国、下総国の三国からなっていました。「古語拾遺」によると、天富命は阿波斎(忌)部を率い東国に赴き、麻を栽培させます。このとき良質の麻が成長したところを総(麻の古語)の国といい、阿波忌部が住んだところを安房と名づけたといわれています。
と記述されているという。
http://www.c-player.com/ac79563/thread/1100069634542 によると、
その房州は、古くから関西との関係が強く、「勝浦」や「安房(阿波)」、「白浜」など、克っての故里(ふるさと)の地域の名を付けたところも多い。
又、九十九里には、鰯・イワシを追って大阪や和歌山の人々が移住して来ている。
銚子市の人口の何割りかは、醤油の製法などを伝えたとされる和歌山県人達の末裔で、今でも夏になると、先祖の墓参りに戻る人がいるという・・。
とのこと。そういえば、徳島から海を渡ればすぐ和歌山ではある。徳島から、和歌山経由で千葉に渡ったものだろうか。兵庫県の淡路島も、「阿波路」が転じたものとされている。現在では松山市(愛媛県)や高松市(香川県)より人口の少ない徳島市だが、市制の施行された1889年には全国10位だったそうだ。
ところで、徳島県には海部(かいふ)郡があるが、和歌山や愛知にも海部郡がある。但し、和歌山や愛知では「かいふ」ではなく「あま」と呼ぶ。ところが、先般の総選挙で落選した海部元首相は、愛知県出身なのに「かいふ」と読む。
安房の話に戻ると、屋久島にも安房という地名があるが、なんと「あんぼう」と読む。茨城県鉾田市安房も、「あんぼう」と読むらしい。それぞれの関係とか、阿波との関係などになるとさっぱりわからない。