kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

コメント欄で飯田哲也氏の陰口を叩いたり、『お笑いみのもんた劇場』のブログ主に論破されたりしていた池田信夫

検索語「池田信夫 飯田哲也」でGoogle検索してみた。
池田信夫 飯田哲也 - Google 検索

筆頭で引っかかったのは、「飯田哲也氏に「知識人として不適格」と酷評された池田信夫 - kojitakenの日記」だったが(笑)、池田氏自身のエントリとしては、「http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/95b9471cdbc2cfa7586819692f132421」が引っかかった。

このエントリのコメント欄に、飯田哲也氏への言及が出てくる。

最初に飯田氏のコラムを池田氏に教えたのは、「かわうそ」と名乗る方である。

ご参考まで (かわうそ)

2009-09-26 19:33:20

飯田哲也氏が以下のサイトで、2020年にはGDPが今と比べて97兆円、1人あたり可処分所得が76万円も増加するから、年36万の負担は取るに足らないというヘンテコなことをおっしゃってます。

http://eco.nikkei.co.jp/column/iida/article.aspx?id=MMECcm000015092009&page=2

何を根拠にそんな右肩上がりの成長を信じておられるのか知りたいところです。

これに対する池田氏の反応は下記。

Re: ご参考まで (池田信夫)

2009-09-26 20:52:05

当ブログには毎日、膨大なコメントがつくけど、匿名のイナゴと実名のストーカーは(検索オプションで"-la_causette -hamachan"などと指定して)無視しているので、実名の批判らしきものは月に1回ぐらいしかない。それもこういうトホホな代物です。彼は「温暖化懐疑論を論拠にしたエコノミストからの批判」と書いているが、私はニューズウィークでわざわざ「IPCCの結論を認めるとしても」と書いている。

http://newsweekjapan.jp/column/ikeda/2009/09/25.php

日本語も読めない人物を相手に議論してもしょうがないけど、

<「追加費用190兆円」というのは、住宅・建築物の断熱やエコカーなどへの投資や消費であるから、まさに「グリーンなGDP国内総生産)」を年3%程度、押し上げるものだ>

というのは笑わせますね。まさにコクランのいうように、公共投資が何に役立つかを問わなければ、190兆円を泥棒にやるのがいちばん手っ取り早い。この飯田哲也という人物が何者か知らないけど、こういうふうに良心を捨てて「御用評論家」になれば、けっこういい商売になるんでしょうね。私もあやかろうかな。

飯田氏の毎回のコラムを読めば、「何に役立つか」について力説しているのがわかるはずだが、池田氏はどうせ読みもしていないだろう。呆れるのは、「こういうふうに良心を捨てて「御用評論家」になれば、けっこういい商売になるんでしょうね。私もあやかろうかな。」という言い草で、ついこの間までネオリベの「御用学者」として大活躍してきた池田氏が何を言うか、と思ってしまう。

しかし、曲がりなりにも池田氏は「経済学者」であるから、エントリ本文の

鳩山首相がCO2を25%削減する「鳩山イニシアティブ」を高らかに宣言し、世界各国がそれを賞賛するのをみて、経済学者ってどこの国でも無視されてるんだなと思った。Mankiw blogの読者ならご存じのように、世界の主要な経済学者は、排出権取引よりも環境税のようなピグー税のほうが効率的で公正だと主張しているのだが、政治家にはまったく理解されない。それどころか、この二つが代替的な政策手段だということさえ認識してない人が多い。民主党マニフェストに至っては、

と併記する支離滅裂なものだ。この両方を同時に実施することは不可能である。たとえば、あるCO2排出企業が、その排出権を他の企業から買って排出量をまったく削減しなかったら、どうするのだろうか。その企業に環境税を課税したら二重負担になるから、企業は購入した排出権を政府に買い取れと要求するだろう(つまり排出権取引は無意味だ)。もし課税しなかったら税の公平に反するので、税務署は許さないだろう。

という主張には、「えっ、そうなのか?」と思ってしまいそうになる。しかし、このエントリについた「はてなブックマーク」を見ると、

Minorikawa 池田信夫, トンデモ コメント欄で論破される 池田信夫をいぢってみた - http://montagekijyo.blogspot.com/2009/09/blog-post_26.html 2009/09/27

とある。そこでリンク先に飛んでみた。以下、『お笑いみのもんた劇場』のエントリ「池田信夫をいぢってみた」より引用する。

民主党環境政策排出権取引環境税を併記するのは「支離滅裂」で、「両方を同時に実施することは不可能」と書いてあったので、

デンマークでは両方やってますが、なにか? フランスも来年から両方やるそうです」ってコメントしたら、
「ソースを示せ、削除するぞ!」って返ってきたので、ソースを示した。

池田親衛隊も必死に擁護しようとしたが(脅しのメールも来た)、白黒つく問題なのでどうにもならない。苦し紛れに、デンマークが技術的にどういう方法で二つのシステムを導入しているかという記事を引用してきて、「同じことだ」と強弁したあげく、デンマークの官僚は頭が悪いと切って捨てた(笑)。

「不可能って書いたよね?おなじじゃないでしょ。フランスの件はどうしたの?」とコメントしたら、今のところそのコメントは承認されていないようだ。

実証可能な誤りすら認められない人間にアカデミックな議論をする資格はない。

池田信夫が削除した私のコメント。

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>これは私がこの記事で書いたことと同じ。

同じじゃないですよね。「この両方を同時に実施することは不可能である」と最初にお書きになったのですから。

>悪い見本です

フランスはその「悪い見本」に倣おうとしている。

機能しているかどうか精査もしないで断言するのは悪い議論の見本です。

                                                                                                  • -

これを読むと、エントリ本文の、池田氏の本業にかかわる記述まで信じられなくなる。

それにしても、「池田親衛隊も必死に擁護しようとしたが(脅しのメールも来た)」というのには恐れ入った。私も『博士の独り言』の狂信者に当ブログのコメント欄を荒らされたことがあるが、ノビーの信者はそのさらに上を行っているようだ。