消費税増税に消極的で、社民党との関係を修復できる人間を求めると発言していたはずの小沢一郎のグループが、なぜ消費税増税に積極的で、早い記事から社民党を切れと言っていたと伝えられる樽床伸二を推したのかは謎だが、これほどまでにもあからさまな新自由主義者にホイホイ喜んで投票するのが「小沢ガールズ」たちの本性であることだけはよくわかった。これでは、「小泉チルドレン」たちと何ら変わるところはない。
そればかりか、樽床の名前でGoogle検索をかけたところ、とんでもない本を見つけた。
サッチャー、中田宏、山田宏、高市早苗、あげくの果てには稲田朋美の後援会長を務める渡部昇一らに混じって、樽床伸二が共著者に名を連ねている。
こんな男を推した小沢一郎という男は、実はタカ派で新自由主義者という体質から脱却し切れていないのではないかという疑念が高まる今日この頃である。
なぜ、小沢信者たちは小沢グループが樽床伸二を推したことを問題視しないのか。彼らの反新自由主義はご都合主義なのか。
誰か、答えてくれないか。そんなことを言うなら菅政権を固めようとしている松下政経塾出身の政治家たちは何なのだという反論は無効だ。樽床伸二も松下政経塾出身だからだ。