kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「消費税増税」ではなく「税」自体に反対する人こそ「新自由主義者」なのではないか

ノートパソコンは復活しないし、昨年の大晦日にHDのヘッドが壊れたデスクトップPCは再構築するつもりはないが、「第三の道」ならぬ「第三のパソコン」でなんとか更新している。だが、使い慣れてなくて長文は打てないので、25日の「きまぐれな日々」は更新できるかどうかわからない。

今晩の「報道ステーション」に、小野善康氏と神野直彦氏が、「菅総理の2人のブレーン」として紹介されていた。何度も書くけれども、神野氏は社民党のブレーンでもある。

「強い財政」や「強い社会保障」の言葉の生みの親が神野氏であることは、報ステでも言っていた。

私は、「強い財政」という言葉が報じられているのを聞いて、これを「消費税増税」に短絡するあわて者が続出するだろうと予想していたが、案の定で、ネットの世界では、保守派ばかりか共産党支持者にまで慌て者が続出したのには呆れてしまった。

「良い小さな政府」を理想とすると公言して憚らない植草一秀氏でさえ、「強い財政」という言葉は否定できない。具体性がないと批判するのがやっとである。それほどまでにも、「強い財政」というのは当たり前の概念なのである。

「金持ち増税」を検索語にしてGoogle検索をかけると、これを書いている6月23日現在では、私のブログ記事が筆頭で引っかかるが、それほどまでにも「金持ち増税」を唱える人間は少ない。しかし、金持ちにより重く課税することこそ再分配の基本なのである。そして、再分配なくして「経済成長」も「最小不幸社会」もあり得ない。

現時点での「消費税増税反対」は正しいと私も思う。しかし、ネットを見渡して気になるのが、普段「新自由主義反対」の看板を掲げている人間が「税」自体に拒絶反応を示しているように見えることだ。「消費税増税」にではなく、「税」そのものにである。彼らは、金持ちにとっては実に心強い味方だろう。

そういう人たちこそ「新自由主義者」なのではないかと私は疑うし、神野直彦名誉教授をブレーンに持つ社民党に対しては、いったいいつになったら社民主義色を打ち出すんだ、とイライラが募る今日この頃である。