参院選秋田選挙区で当選した石井浩郎は、元プロ野球選手だが、えらぼーとの回答を見ると、右翼で新自由主義者、その上取り調べの可視化にも反対と、いいところなしの候補者だ。こんなのが通ってしまうとはと頭を抱えた。
それにしても、元プロ野球選手とは言っても、近鉄バファローズという、秋田の人にはなじみが薄いであろう球団に所属していた選手が、よくあれだけ票を集めたものだなあと思っていたのだが、今日、職場で彼が「元巨人の石井」と呼ばれていたので、あっ、そうか、石井って巨人にもいたのかとやっと思い出した。
巨人嫌いの私も、かつてはたまに巨人戦もテレビで見ていた。しかし、巨人在籍時代の石井は、主に代打で起用されていたので印象が薄かったのだった。だから、私は石井浩郎というと「近鉄の選手」としか思い浮かばなかったのだ。
今回の参院選で、元プロ野球選手が何人か立候補したが、元阪神の江本孟紀を除いて、元巨人ばかりであることに気づいた。石井のほかには堀内恒夫と中畑清。
幸い堀内も中畑も落選し、石井浩郎を除いて、参議院で元巨人の選手が闊歩する事態が現出することだけは免れた。江本孟紀も落選したことでもあり、「プロ野球の害毒」は石井だけにとどまりそうだ。
