kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

堀内恒夫よ、あんたの天職は国会議員じゃない。プロ野球・読売の監督だ

一昨年は当ダイアリーにプロ野球のことをずいぶん書いた。昨年はそれが激減したが、今年はさらに減った。昨年も今年もプロ野球は4月下旬の神宮球場で観察されたささやかな線香花火だけで終わってしまいそうだ。今年は読売リーグのみならず、昨年までまともなリーグだったパシフィック・リーグまでもが狂ってきて、この秋には想像するだにおぞましい史上最凶の日本シリーズが行われる危険性さえ高まってきた。

そんな不快な不快な今日この頃、こんなニュースが飛び込んできた。


http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130731/elc13073110550000-n1.htm

堀内恒夫巨人前監督が繰り上げ当選へ 中村博彦参院議員死去に伴い


 自民党参院議員の中村博彦氏が31日死去し、平成22年の参院選自民党比例代表名簿の次点だったプロ野球巨人前監督、堀内恒夫氏(65)が繰り上げ当選する。堀内氏側は同日、自民党に議員就任の意向を伝えた。来週に正式表明する予定だ。

 自民党は31日、中村氏の死亡を参院事務局に届けた。これに伴う参院の会派別新勢力分野は次の通り。

 自民党113▽民主党・新緑風会59▽公明党20▽みんなの党18▽共産党11▽日本維新の会9▽社民党・護憲連合3▽新党改革無所属の会3▽生活の党2▽無所属3▽欠員1

MSN産経ニュース 2013.7.31 22:42)


赤字ボールドの部分にはいたく失望した。堀内恒夫の天職は参議院議員などではなくプロ野球・読売球団の監督だと固く信じるからだ。

あの2004年と2005年の2シーズン、読売軍の采配を振るわれた堀内監督の勇姿は、それほどまでにも強くファンの脳裏に刻まれているのだ。

2年連続の東京ドーム開幕3連戦全敗。中日の落合博満が華々しい監督デビューを飾れたのも、阪神岡田彰布が名将への第一歩を踏み出せたのも、横浜ベイスターズが読売戦16勝6敗の快挙をなしえたのも、堀内監督の存在抜きには考えられない。読売リーグのペナントレースを面白くした立役者だった。中日・阪神・横浜などのファンは山梨に足を向けては眠れない2年間だったのではないか。

原辰徳とかいう凡庸な監督がリーグ内格差をいやというほど思い知らせる職人的な仕事しかなし得ていない現在、読売リーグ、ひいてはプロ野球全体のために、堀内恒夫はなくてはならない人物なのだ。その天才が、どうして室井邦彦や渡邉美樹なんかと同じ参議院議員などに身をやつさなければならないのか。あの、読売監督史上最高の敗率を誇り、プロ野球界に多大な貢献をなした堀内恒夫に、どうして世間はかくも冷たいのか。

世の無常を感じる、7月最後の日の夜なのだった。