昨年来、城内実が小林よしのりと意気投合したことは一部の人たちの間ではよく知られている。
小林よしのりは10年ほど前には人気が高かったが、2002年頃に小林が親米保守を批判するようになると、「2ちゃんねらー」らに激しく叩かれるようになった。逆に左翼の一部が接近したが、それも下火となり、『わしズム』も廃刊されるなど、すっかり「過去の人」になっている。
その小林と城内実が急接近したのだが、今年春頃に小林が対談本を出していて、それに小林と稲田朋美、平沼赳夫、城内実らとの対談が収録されていた。
内容は全くのスカスカであって、特に言うこともないが、城内実との対談で、城内が「坂本龍馬」を気取っていたのには笑ってしまった。なんでも、自民党と民主党にいる「保守派」を結びつける役割を果たしたいのだそうだ。
そういえば1月頃、「裏切りの人生」を歩む鳩山邦夫も、自らを坂本龍馬になぞらえていて、自民党の保守派と平沼赳夫らを結びつけようとしていたが、無惨に失敗した。無能な政治家ほど坂本龍馬を気取りたがるものらしい。
城内は、小林との対談で何度も坂本龍馬の名を出していたが、最後に、龍馬のようになりたいけど、龍馬より長生きしたいと言っているのにはぶっ飛んだ。
どうやら、城内実は坂本龍馬についてほとんど何も知らないらしい。
坂本龍馬は、天保6年(1835年)11月15日に生まれ、慶応3年(1867年)11月15日に没した。誕生日と命日が同じだが、これは旧暦の話で、新暦に直すと誕生日は1836年1月3日、命日は1867年12月10日である。つまり、満31歳で没している。
城内実さんよ、あんた一体何歳なんだ?