kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

サンフランシスコ・ジャイアンツが56年ぶりにワールドシリーズ制覇

アメリMLBワールドシリーズは、サンフランシスコ・ジャイアンツテキサス・レンジャーズを4勝1敗で破り、56年ぶりにワールドシリーズを制覇した。

敗れたレンジャーズ唯一の白星は、元広島カープのルイス投手の好投で記録したもの。レンジャーズは、かつて金満補強をしながらさっぱり成績が上がらない球団として有名で、金権補強の代表例がA-ロッド(アレックス・ロドリゲス)だった(マリナーズから引き抜き)。結局A-ロッドはさらなる金権球団のヤンキースに移籍したことはご存知の通りだが、ヤンキースはA-ロッドが加入した2004年から2008年までワールドシリーズ制覇はおろか、リーグ優勝からも遠ざかった。

レンジャーズは、結局無理な球団経営がたたって身売りされたが、その際、巨額の負債を抱えていることが判明し、身売り交渉は難航したが、結局かつてレンジャーズに在籍したノーラン・ライアン氏のグループによる買収が決まったのは、今年のシーズン中だった。

そんなレンジャーズがリーグ優勝したのは、エンジェルスから獲得したゲレロの獲得によるところが大きかったとのこと。エンジェルスといえば松井秀喜が移籍した球団だが、ヤンキース時代に四番を打っていた2004年頃の力は今はない。思えばこの年、ヤンキースレッドソックスとのリーグ優勝決定シリーズで3連勝後4連敗し、レッドソックスワールドシリーズをも4連勝で制して「バンビーノ(ベーブ・ルース)の呪い」を打ち破って以来、MLBは戦国時代になった。それとともに松井秀喜の成績も下向きになっていった。また、前述のA-ロッドも、在籍する球団が優勝できないという「A-ロッドの呪い」が言われるようになったが(松井秀喜は2003年にリーグ優勝を経験していた)、2009年、A-ロッドと松井がともに活躍してヤンキースワールドシリーズを制覇したことにより、いったんは呪いが解けたかに見えた。

しかし今年、ゲレロをレンジャーズに放出したエンジェルスもヤンキースもともにレンジャーズに敗れたことにより、呪いの余韻は今も続いているようだ。

以上、ワールドシリーズに負けたレンジャーズを始め、アメリカン・リーグの球団のことばかり書いたが、勝ったナショナル・リーグサンフランシスコ・ジャイアンツにはあまり悪い話は聞かない。ジャイアンツというとロサンジェルスドジャースとライバル同士だが、ドジャースワールドシリーズヤンキースに敗れるのが定番のチームだったためか、ジャイアンツとドジャースの間にドロドロした話は不思議と聞かないのである。

そして、ジャイアンツのワールドシリーズ制覇が56年ぶりというのも意外だった。ドジャースの直近のワールドシリーズ制覇が1988年であることは覚えているが、そういえばジャイアンツのワールドシリーズ制覇は記憶になかった。2002年にエンジェルス相手に王手をかけながら負けたことは覚えているが、あの年ジャイアンツは48年ぶりのワールドシリーズ制覇をかけてたんだったな。

で、何が言いたいかというと、日本のジャイアンツの日本シリーズ優勝も、サンフランシスコ・ジャイアンツと同じくらいでいいよ、ということ。巨人は去年優勝してるから、次は2065年で良い。ま、日本プロ野球自体、そんなにいつまでもは続かないだろうけど。