kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

さとうしゅういちさんを広島県議会議員にしよう!

今春の統一地方選において、広島県議会選挙に広島市安佐南区選挙区(定数4)から無所属で立候補予定の「鍋党コミュ」メンバー、さとうしゅういちさんを、「政治ブログ」の仲間として紹介します。


私がさとうさんのブログ「広島瀬戸内新聞ニュース」を知ったのは2006年、私が個人ブログを開設する直前のことでした。「広島瀬戸内新聞ニュース」が有名ブログ「世に倦む日日」の記事中からリンクを張って紹介されたことがありましたが、私が知ったのはその少し前くらいのことです。


その後、ブログでの交流が始まったのは、安倍晋三率いる自民党が惨敗した2007年の参院選の頃だったでしょうか。「広島瀬戸内新聞ニュース」の主張には、共感できるものが非常に多かったのですが、2007年当時、さとうさんが民主党に入党されたと聞いて、正直言って私は驚いたものです。当時私も民主党に一定の期待をかけながらも、同党に根づいている新自由主義的な体質に辟易もしていたからです。


とはいえ、さとうさんを受け入れる度量があるなら民主党も捨てたものではないかな、とも思っていました。しかし、とうとうさとうさんは民主党を離党し、無所属で広島県議会選挙に立候補することになりました。民主党はやっぱり民主党だったな、というのが私の正直な感想です。


リアルでさとうさんにお会いしたのは、2009年7月、岡山で行われた連合のデモと、そのあと岡山カトリック教会が毎週日曜日に行っている「岡山・野宿生活者を支える会」の炊き出しに、さとうさんからお誘いを受けてご一緒させていただいた時でした。当時私は香川県高松市在住でしたが、高松から岡山まではJR瀬戸大橋線の快速「マリンライナー」を使えば1時間弱で行けます。


私は、1977年に社会党における故・江田三郎氏と社会主義協会の抗争を伝える新聞記事を毎日読んで、江田三郎氏のシンパになった人間なので、連合のデモに先だって地元・岡山出身の江田五月氏が挨拶された時には、ミーハーよろしく聞き入っていました。時に政権交代総選挙のわずか2か月前でした。


しかし、なんといってももっとも強く印象に残ったのは、そのあとの「野宿生活者を支える会」の炊き出しに参加したことでした。私は普段料理など全くしないのですが、慣れないじゃがいも剥きをしながら、いくらブログで偉そうに政治のことなんかを書いてたって、リアルで行動をされている方々の足下にも及ばないことを痛感させられました。さとうさんは、「野宿生活を支える会」の炊き出しに、もう何年もずっと参加されています。


岡山・野宿生活者を支える会・公式blog
http://okayamasasaerukai.blog114.fc2.com/


その後私は東京に移住しましたが、昨年の憲法記念日に新宿で行われた「自由と生存のメーデー」でもご一緒させていただきました。その時には、社民党福島瑞穂党首とさとうさんのツーショットを、さとうさんの携帯電話で撮影させていただきました。


長身でシャイな印象のさとうさんは、私より一回り以上も若い方ですが、「広島瀬戸内新聞ニュース」はもう開設から15年になります。しかもリアルで地方自治の行政のお仕事をされ、市民運動にもずっとかかわってこられたさとうさんは、ブログで政治のことを書くようになってたかだか5年、リアルではほとんど何もしていない私にとっては「政治に関しては大先輩」にあたると常日頃から考え、尊敬の念を持っています。私が運営している個人ブログ「きまぐれな日々」にもっとも強い影響を与えたのもさとうさんの「広島瀬戸内新聞ニュース」でした。最近では名古屋の河村たかし市長に対する批判で、私は河村市長を「名古屋の土豪を肥え太らせるだけ」と批判していますが、この地方における「土豪政治」に対する批判は、一昨年7月にさとうさんにお会いした時にご教唆いただいたものです。それまでの私は、中央政治の「新自由主義」批判一点張りで、地方自治における「土豪支配」の弊害など全く考えたこともありませんでした。


何より、15年も「広島瀬戸内新聞」を続けたさとうさんの持続力は、政治家としてのもっとも重要な資質を示していると思います。マックス・ウェーバーは、主著『職業としての政治』において、

政治という仕事は、情熱と判断力の両方を使いながら、堅い板に力をこめて、ゆっくりを穴を開けていくような仕事です。世界のうちで不可能と思われることに取り組むことがなければ、いま可能と思われることも実現できないことはたしかですし、歴史が示す経験からも、それは確かなことです。

と書いていますが*1、政治家にとって何より必要な持続力をさとうさんは持っています。こらえ性のない人間には政治家はつとまらないのです。


mixi「鍋党コミュ」も、もとはといえばさとうさんが「広島瀬戸内新聞ニュース」で示唆され、それを受けて私が開設したものです。ですから、「鍋パーティー」の総力をあげて、全力でさとうさんをバックアップしたいと思います。


さあ、みんなでさとうしゅういちさんを広島県議会議員にしましょう!

*1:マックス・ウェーバー著、中山元訳『職業としての政治/職業としての学問』(日経BPラシックス, 2009年) 156-157頁