kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「ワタミ」さえ乗らなかった「強者への逆再分配日本」河村たかしの罠

減税日本」こと、「強者への逆再分配日本」・河村たかしが、いよいよ図に乗ってきた。
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110226-OYT1T00234.htm?from=top


この動きによって、民主党は東京の区議選・市議選で壊滅的な惨敗に追い込まれることは間違いないだろう。それを察知して、われもわれもと「強者への逆再分配日本」に雪崩を打つ民主党の政治家が続出するだろう。また、民主党ほどではないが、自民党もある程度食われそうだ。


図に乗る河村は、東京都知事選にも介入し始めた。


http://www.asahi.com/politics/update/0224/NGY201102240004.html

河村市長、都知事選に候補擁立を検討 減税日本から

2011年2月24日11時11分


 4月の東京都知事選について、名古屋市河村たかし市長は24日朝、自らが代表を務める地域政党減税日本」からの擁立を検討していることを明らかにした。「いい人がいれば出したい」と記者団に語り、減税を公約に掲げる候補を支援したい考えを強調した。

 河村氏は「(税収も多い)東京は減税するにはよい。(減税勢力を)日本中に広げていくためには拠点を増やさないかん」と話し、都知事選への関与に意欲を示した。都知事選への立候補が取りざたされる東国原英夫前宮崎県知事については減税を公約に盛り込んで実行する意思があるかどうかを見極める意向で、この日も明言は避けた。

 これまで河村氏は都知事選に立候補表明したワタミ創業者の渡辺美樹氏に対し、「商売をやっている人は基本的に減税路線だ」として連携を模索。渡辺氏は名古屋市の市民税10%減税に否定的な見解を示し、不調に終わっている。(寺西哲生)


河村は渡辺美樹にちょっかいを出して拒絶されたのだが、渡辺は当然の反応を示しただけといえるだろう。

タイトルにも書いたように、河村たかしの罠には渡辺美樹さえ乗らなかったともいえるが、実際には、河村の渡辺との接触は単なる偽装であって、本命は最初から東国原英夫なのだろうと私はにらんでいる。ただ、最初から東国原にアプローチしたのではあまりにも意図がミエミエだから、渡辺とも接触して、「強者への逆再分配日本」の理念に沿った候補を選びましたよという言い訳にするのだろう。河村の売名行為のだしにされた渡辺も、むっとしたに違いない。

河村は東国原については「減税を公約に盛り込んで実行する意思があるかどうかを見極める意向」とのことだが、軽薄な東国原は必ずや乗るだろう。もし東国原が河村に乗らなければ、少しは見直してやるのだが。

上記の記事には出て来ないが、さらに河村は、民主党小沢一郎一派との提携の条件にも、「減税を公約に盛り込むこと」を要求している。こちらは、今の小沢一派であれば間違いなく乗ると私は見ている。

何度も書くけれども、小沢一郎が河村に正式に乗ったその日、「国民の生活が第一」というスローガンも名実ともに終焉を迎える。