kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

原発から5キロ地点で、震災被災者の遺体の放射線量が多すぎて遺体を収容できず

このニュースにも絶句した。


http://www.asahi.com/national/update/0329/TKY201103280573.html

原発から5キロの地点に男性遺体 放射線量多く収容断念

2011年3月29日0時31分


 警察庁は28日、福島第一原発から半径20キロの避難指示圏内にある福島県大熊町内で27日に男性の遺体が見つかったものの、放射線量が多くて収容作業を断念したことを明らかにした。発見場所は原発から約5キロの場所。遺体の状況などから、警察は男性が震災で亡くなった可能性があるとみている。

 同庁によると、遺体の情報が寄せられて県警の機動隊員ら15人が出動し、駐車場で仰向けで倒れている遺体を見つけた。線量計で表面を測ったところ、全身除染が必要とされる県の基準を上回ったため、近くの建物内に安置した。今後、改めて収容方法などを検討するという。

 避難指示圏内では、県警や陸上自衛隊が、放射能の影響を考慮しながら、指示に従わずにとどまっている住民の安否確認や、行方不明者の捜索を続けている。


想像するに、地震直後に亡くなられた方の遺体が、その後の原発事故によって放射性物質を浴び続けて、警察が遺体を収容できないまでになってしまったのだろう。発見場所は原発から約5キロの地点というから、今回の原発事故の深刻さがわかろうというものだ。


こういうニュースに接すると、もうテレビで「安全」を叫び続ける御用コメンテーターたちが何を言っても一切信用する気にならなくなる。