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小沢氏、退陣要求も 震災や原発対応を批判
民主党の小沢一郎元代表は16日、インターネット動画番組で、菅直人首相の東日本大震災や福島第1原発事故への対応を批判した上で「(対応を)転換して思い切った政策を決断するならばいいが、そうでない場合は政治家としてどうすべきか考えなければならない時期だ」と述べた。今後、退陣を求める可能性を示唆した発言だ。
小沢氏は「いまの状況を続けることは許されない」と強調。特に原発事故に関し「(戦時中のような)大本営発表が不信感を呼ぶ。本当に取り返しのつかない状況に陥る」と指摘し、「いろんな会議を作っているが、誰が責任者で何をやるところかさっぱり分からない」と批判した。
また「このまま大変だと分かっていながら何もせず、傍観しているのでは後世の歴史の批判に耐えられない」と、自ら行動に出る意向をにじませた。
今後のエネルギー政策では「原発を否定はしないが、過渡的なエネルギーだ。太陽光などの自然エネルギーに移るしかない」と語った。(共同通信)
2011/04/16 18:40
記事の最後にあるエネルギー政策に関する小沢一郎の見解は、要するに小沢自身が政策を転換する前の、2006年までの民主党のエネルギー政策に回帰すると言っているのと同じことだ。
これまで「原発推進」を社論にしてきた毎日新聞が、昨日(15日)付の社説で、「脱原発」へと社論を転換した。そういう流れに乗って、ようやく小沢一郎も政策の再転換を口にしたものらしい。
だが、小沢は依然として2007年に民主党の原発政策を転換した責任について何も語っていない。何よりこの小沢という男は、震災直後に「雲隠れ」して、「安否不明」と揶揄された*1。
そんな無責任な人間がいまさら何を言おうが、説得力は皆無だ。