朝日新聞も原発推進の社論を転換した。毎日新聞と比較すると腰が引けているが。
http://www.asahi.com/paper/editorial20110420.html#Edit1
朝日新聞といえば、大熊由紀子という記者がかつていて、科学部で原発推進記事を書き続けていたそうだ。その当時私は朝日新聞を購読していなかったので大熊の記事は読んでいないが、一連の記事は世間に原発容認派・推進派を増やすのにずいぶん影響があったとのことだ。
その朝日新聞も腰を引きながらも社論を転換する。社説が書く通り、
現実問題としても、今回の震災で原発の新増設を受け入れる自治体が出てくるとは考えにくい。老朽原発の延命も、もはや困難だろう。
という冷厳な現実がある以上、東京電力から広告料を得ているマスコミといえど、異常な主張はできない。
それにもかかわらず、昔自民党内閣で通産相を務めた与謝野馨は、「原発推進は正しかった」と開き直る。このような異常な発言を連発する閣僚を、菅直人は直ちに罷免すべきだろう。もっとも与謝野を引き入れたのは菅自身だから、全く期待はしていないけれど。