kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

ゆきおとゆきこ

早川由紀夫が気に食わない理由は、早川の言説もさることながら、名前が鳩山由紀夫に似ているせいもある。かたや「反原発」の火山学者、かたや「地下原発推進議連」に参加する原発推進派だが、ともに「トンデモ」であることが共通している。

ところで、昨年暮から朝日新聞夕刊の連載「原発とメディア」(上丸洋一編集委員執筆)が、同紙の科学部記者を経て論説委員を務めた大熊由紀子の報道を検証している。「大熊由紀子」あるいは「大熊由紀子 朝日」でググると、当ダイアリーの下記記事が上位に表示される。


1976年に朝日新聞が連載した大熊由紀子の原発推進記事「核燃料―探査から廃棄物処理まで」 - kojitakenの日記(2011年6月18日)


岸田純之助と大熊由紀子の「原発推進報道」の責任を追及すべきだ - kojitakenの日記(2011年6月24日)


私が上記の文章を書いてから半年、ようやく朝日が大熊由紀子や上司の木村繁・元同社科学部長(故人)、岸田純之助・元同社論説副主幹らの記事を検証するようになったことは評価する。但し、記事は大熊由紀子や木村繁には厳しいけれども、岸田純之助に対しては「大甘」であるように私には感じられた。

昨日(1/17)夕刊掲載の第68回から大熊に関する記述を一部紹介すると、大熊は1979年6月13日付の朝日新聞に、米スリーマイル島原発事故について「炉心溶融から『ほど遠い』状態だった」と書いていたが、実際には深刻な炉心溶融状態にあったことがその後次第に判明していったことを、1985〜89年の朝日新聞記事の見出しを示しながら指摘している。

現在私が期待しているのは、こうして上丸記者に批判的に検証された大熊由紀子に、朝日新聞の紙面を使って反論なりコメントなりをしてほしいということだ。朝日新聞には「オピニオン面」という立派な面があって、1ページをまるまる使って中曽根康弘だの渡邉恒雄ナベツネ)だののインタビューを載せてきた。それなら、自社の社論をかつて担ったにもかかわらず、夕刊の記事で批判されている大熊由紀子に反論の場を与えるべきだし、大熊由紀子も原発について自らの信じるところを大いに語るべきだ。

大熊由紀子の話はこれくらいにする。最後に、ここまで原発ゆかりの3人の「由紀夫」と「由紀子」の話をしてきたが、「ゆっきー」つながりで「梶川ゆきこ」氏に言及しておこう。先日、朝日新聞に「東電から多額のパー券を買ってもらう『厚遇』を受けた政治家」として小沢一郎を含む10議員の実名が出たが、「小沢信者」の元民主党広島県議である梶川氏(昨年4月の県議選で落選)は、報道前に「パー券を買ってもらった政治家の実名が出るらしい」と浮かれていたのに、小沢一郎の名前が出るとコメントを求められても返事をしなかったという(ある「小沢信者」のぬか喜び - kojitakenの日記で言及したid:AmahaYuiさんのコメント及び同記事のコメントを参照)。

前々から疑問だったのが、「梶川ゆきこ」氏の「ゆきこ」は、漢字ではどう書くのかということだった。「由紀子」だったら面白かったのだが、どうやらそうではなさそうだ。確証はないので記事にはしないけれども、もし興味がおありの物好きな方がおられたら、ネット検索で調べていただきたい。