君はかつてソ連という国があったことを知っているか? - The Spirit in the Bottle
そういやソ連崩壊からもう20年になるのか。
今の若い人には信じられないかもしれないが、70年代末から80年代初頭にかけては、「ソ連脅威論」の是非がかまびすしく、中国脅威論なんて日本ではほとんど叫ばれなかったのだ。
当時は中国にとって最大の敵がソ連で、中国が発信していた日本語の短波放送は、異様なまでに親日的・反ソ的だった。
それより、直前にプロ野球・岩瀬仁紀投手のエントリを書いたせいか、プロ野球チームの表記で以前から気になって仕方ないことがあることを思い出した。
それは、ホークスがダイエーからソフトバンクに変わってからのことだ。
プロ野球では、ヤクルトを「ヤ」、広島を「広」などと略し、テレビの画面でもチーム名を一文字で略してある場合が多い。愛称の頭文字のアルファベットで表すことも多いけれど。
で、パシフィックリーグの日本ハム対ソフトバンクで、「日−ソ」などと略されていると、昔のオリンピックの女子バレーボールの決勝戦で日本とソ連が対戦した試合を思い出して仕方がなかったのだ。
しかも、パシフィックリーグにはロッテがある。「ソ−ロ」だと、新旧の体制が対決してるみたいだななどと思ってしまう。蛇足だが、ロッテの中国名は「楽天」である。「ロッテ対楽天」は、中国語だとどちらも「楽天」になるので、これまたややこしい。
プロ野球のチームには、「ソ」、「ロ」、「日」の他に「中」もあるし「西」もスペインを表す。「オ」はオランダにもオマーンにも使える。「巨」または「読」はさすがに使えないように思うけれども。
でもなんたって最強はタイガースだろう。なにせ「神」なんだから。「阪」ではなく「神」と表記するのは、昔阪急ブレーブスというチームがあって、それと区別する必要があったからだ。