kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

玄海原発再開を容認した佐賀県知事・古川康の父親は元九州電力社員

今朝の朝日新聞一面トップは「玄海原発 再開容認へ 佐賀知事『安全性クリア』」。


http://www.asahi.com/national/update/0629/SEB201106290012.html

佐賀知事、玄海原発再開容認の姿勢 「安全性クリア」

2011年6月30日3時34分


 停止中の九州電力玄海原子力発電所佐賀県玄海町)2、3号機の運転再開問題で、同県の古川康知事は29日、海江田万里経済産業相との会談後、「安全性の確認はクリアできた」と話し、再開を容認する姿勢を示した。県議会の議論などを踏まえて最終判断する。運転再開すれば、東京電力福島第一原発の事故後、検査で停止している原発では全国初となる。

 古川知事は、全国の原発の緊急安全対策は適切だと認めながら中部電力浜岡原発静岡県)だけに停止を要請した国に「納得できない」と説明を求めていた。

 この日、県の要請に応じて来県した海江田経産相は古川知事との会談で「危険性のない所は政治の判断で動かす、本当に危ない所は責任を持って止める」と強調。「玄海2、3号機の安全性には国が責任を持つ」と再開に理解を求めた。


この古川康という人物、父親が元九州電力社員で、玄海原子力発電所のPR館の館長を務めていたらしい。古川康自身は中学生時代まで佐賀県で過ごしたあと、鹿児島のラ・サール高校に入学、東大法学部を卒業して1982年に自治省に入省し、2003年から佐賀県知事を務めて現在3期目。もちろん自民党系の知事だ。経歴からも、佐賀の「土豪政治家」といえると思う。土豪の御曹司が40代になって里帰りし、地元の知事になったのだ。こんな人間だから、全国で真っ先に原発の再開に応じる。

論外だ。