今朝(8/2)の朝日新聞3面に、「海江田氏 辞め時は」と題した政局観測記事が出ているが、記事の終わりの方にこんなことが書いてある。
代表選で影響力を握ろうとしている小沢一郎元代表は最近、海江田氏について「大臣を辞めれば総理になれる」と周辺に語った。小沢氏に近い議員も「さっさと大臣を辞めていればポスト菅の本命に躍り出たのに」。小沢グループ内では「首相は3条件をクリアしても簡単に辞めない」との見方が強く、海江田氏の早期辞任による政権の行き詰まりに期待する空気が強い。
（朝日新聞 2011年8月2日付3面掲載記事より）
そういえば、かつて小沢信者の間では、「浜岡原発を止めさせたのは海江田万里だ」といって海江田を持ち上げる声があった。その後、海江田が経産官僚言いなりの「原発推進派」であることが誰の目にも明らかになってから、海江田を擁護する脱原発系小沢信者の声は小さくなったが、小沢一郎本人を筆頭とするリアルの小沢一派は「脱原発」でもなんでもないから、平然と海江田待望論なんかをぶち上げるのだろう。
小沢一郎は、「原発推進派」であるその正体をますますあらわにするようになった。「小沢派の支持する政権」とは、「原発を推進する政権」にほかならない。
