kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

また線量が一桁上がった。とうとう屋外で「1000万マイクロシーベルト」級だよ

このニュースは、昨夜の『報ステ』で知った。


福島原発で10シーベルト以上の放射線量 過去最大 :日本経済新聞

福島原発で10シーベルト以上の放射線量 過去最大

2011/8/1 20:14 (2011/8/1 23:09更新)


 東京電力は1日、福島第1原子力発電所で、毎時10シーベルト放射線量を計測したと発表した。計測したのは1〜2号機主排気筒の地面近くにある屋外配管の表面で、これまでに同原発で計測した放射線量では最高値となる。事故発生直後に格納容器から排気(ベント)した際に、放射性物質が漏れて配管内に付着した可能性がある。

 7月31日に作業員ががれき撤去作業後に発見し、1日午後2時半に計測機で調べた。毎時10シーベルトは計測機で測れる上限で、これ以上を測れる計測機は同原発に無いため正確な数値はわからないという。これまでの最高値は1号機原子炉建屋1階の毎時4シーベルトだった。

 毎時10シーベルトは原子炉の圧力容器内部と同じ放射線レベルで、1時間浴び続けると命を落とす恐れがある。今回計測した作業員は現場にいた時間が短く、被曝(ひばく)した放射線量は最大4ミリシーベルトにとどまった。ただ、ほかにも放射線量の高い場所があれば、収束作業に影響する恐れもある。東電は配管の周囲を立ち入り禁止としたうえで、今後鉄板などで遮蔽するとしている。


私は「死ーベルト」と記憶している。ほぼ4シーベルト放射線被曝の致死量だろう。仮に現場の線量が毎時10シーベルトきっかりだったとしても、24分で致死量の放射線を浴びる。しかも、現実にはもっと放射線量が多過ぎて計測できなかったのだ。いったい現場に防護服なしで立っていたとして、何分生きていられるんだろうか。そんなとんでもない放射線量が「屋外」で認められたのだ。

東電原発事故発生直後に用いられていた単位に換算すると、計測された放射線量は「毎時1000万マイクロシーベルト以上」ということになる。正確な値はわからないというところがまた恐ろしい。そりゃ福島県選出の民主党議員・玄葉光一郎が、自身の年来の立場である原発推進論を一時棚上げしてまで来年の原発全基停止を見据えた発言をするはずだよ。

その玄葉に対して不気味な「横から目線」で反論し、原発維持論を展開していた自民党石破茂だの、早く辞めたら海江田は総理大臣になれると発言したという小沢一郎だの、「『利権批判』批判」とやらを論拠にして「脱原発」論にかみつく元「サハッ」だのといった連中は、一度福島第一原発の現場に行って「放射線療法」でも受けてこいと言いたくなるよ。