kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

『日本がアブナイ!』のコメント欄より

あんまり人のブログのコメント欄の話ばかりするのもなんだが、『日本がアブナイ!』のコメント欄はなかなか面白いので、ついつい読んでしまうのである。

Commented by 赤塚男 at 2011-08-09 14:50
相変わらず<独自の解釈>のように思えます。菅首相が安保政策に無関心だったからこそ、無自覚な対米従属やタカ派路線が進んでしまったのでしょう。<菅政権とアメリカ>の位置づけがかなり恣意的。鳩山氏と菅氏、どちらが対米自主を志向していたかは一目瞭然だと思いますが、鳩山氏が<改憲タカ派>、菅氏が<米の要求をはねのける平和志向>とか、「菅氏がTPPを進めないから米が苛立っている」とかいうに及んでは・・・。鳩山政権で悪化した対米関係を沖縄の意も汲まず躍起になって修復に走り、おそらくアメリカや財界の意向を受けて与野党に慎重論が強かったTPPを看板としてぶちあげて争点化したのは菅氏ではないですか。なにより、党内の安保政策を巡る葛藤の最大の問題点である普天間基地問題には一言も触れない。もちろん触れたら菅首相を擁護できなくなるからでしょうが、これではあんまりですよ・・・(涙)。

これはまあコメント主の言う通りだと思うのだけれど、ついでに言うと(もちろん赤塚男さんにとっては自明のことなんだろうけど)、鳩山由紀夫は「対米自立」を目指すが故の「改憲タカ派」なんだよね。両者は決して矛盾しない。で、そのルーツはどこにあるかというと、偉大なるお祖父ちゃん、鳩山一郎にある。日ソ国交回復を果たした「改憲タカ派」の鳩山一郎を、孫の鳩山由紀夫は信奉してるんだろうね。

なお、菅直人自民党保守本流と比較しても、安全保障政策では「タカ派に寛容」なところがあるとは、前々から指摘されていたこと。

Commented by かん at 2011-08-11 01:08
政治家の「色分け」のピントがずれていないか?

今、マスメディアに目くらましされていない国民は、「国民の生活が一番」の政策を実行するのか、官僚特に財務官僚のいいなりになって国民の生活を第二以降に考えるのか、ここに注目していると思う。
当然、前者の代表が小沢氏であり、菅直人は後者だ。

改憲を虎視眈眈と狙う輩もいるだろうが、アベのように国民の生活よりも改憲を前面に出してくる音痴は、しばらくはいないだろう。だからと言って油断はできないが、菅直人はすでに悪魔に魂を売り払った男だから、自分が権力を手放さない代償としてだったら、改憲だってやりかねないと思う。

政治家を、過去の「主張」や「経歴」で判断するのは、もう限界じゃないの?
菅直人は「市民運動家」でもなんでもなかったことが、次々と暴露されているし、市川房枝さんからも見放されていたことも今や常識となっている。
再三申し上げるように、菅直人を「市民運動家」出身などと言ったら、ほんとうの市民運動家に対して大迷惑だと思うよ。

それから、大手新聞社の情報を垂れ流すのは、いい加減やまたら?
あなた、ほんとうに野田だの鹿野が、次期首相にふさわしい人間だと思う?それは大手メディアが勝手に言ってるだけでしょう。

たまには、日刊ゲンダイでも読んだら?

このコメントはひどい。特に、赤字ボールドにした部分には爆笑してしまった。
私は『日刊ゲンダイ』ほど悪質なメディアはないと思っているが、なぜかブログ主のmewさんは『日刊ゲンダイ』を愛好しているらしい。まあそれは好きずきだから目くじらを立てるつもりはない。ここで言いたいのは、この「かん」というコメント主が、ブログ主を「折伏」しようとしているらしい割にはブログを全然読んでいないことがはっきりわかるということだ。「あなた、ほんとうに野田だの鹿野が、次期首相にふさわしい人間だと思う?」という部分にしてもそう。ブログ主は確かに鹿野道彦には好意的だけれども野田佳彦に対しては批判的な文章しか見たことがない。

この「かん」に限らず、小沢信者というのは自らの妄想に凝り固まっているからどうしようもない。『きまぐれな日々』にも、お前は仙谷一派だとか渡部恒三を批判したことがないとか、事実に反することを何度も何度も書いてくるコメンテーターがいるが、そういうのを見るたびに私は「頭がイカれてしまった人たちって本当にどうしようもないよなあ」と思うばかりだ。「かん」は、「菅直人はすでに悪魔に魂を売り払った男だから、自分が権力を手放さない代償としてだったら、改憲だってやりかねないと思う」などと書いてるけど、菅直人はもう辞意を表明しただろ。何言ってんだこいつ。

Commented by xtc4241 at 2011-08-11 13:08
mewさん、こんにちは(いま8月11日12:45頃です)

はじめまして
mewさんとは、その基本スタンスやものの感じ方似ていてびっくりです。

次の総理・代表の選択にはなにが決め手になるとお考えですか?
僕の選択肢は(優先順位順に)

  1. エネルギー政策
  2. 検察・司法改革
  3. 財政政策
  4. TPP・FTAなどのグローバル経済政策

だと思っています。
なかでも、今後の日本のあり方を変える起爆剤になるのが、
エネルギー政策だと思います。いままでの一極集中型から、地方活性化・多極分散型の経済・暮らしをも変える可能性があると思います。
そのなかでmewさんの11日のブログで気になったのが、
小沢さんと鳩山さんいわゆる小鳩がキーになるのでは?
としていたところ。原発については小沢さんは過渡的エネルギーであり、鳩山さんはトリム?原発推進派でしょう。
ここはエネルギー政策が根本的に違うのではないかと。
それよりも増税路線化、そうでないか。という僕からみれば、3番目のイシューで手をくむのでしょうか。
僕としては「脱原発」の候補も是非でてほしいと思います。
その候補は細野豪志さんですが。

違うって。「トリウム原発推進派」は鳩山由紀夫ではなく小沢一郎だよ。鳩山由紀夫平沼赳夫が主宰する「地下原発推進議連」のメンバー。つまり、2人とも原発推進派。エネルギー政策が根本的に違うってことはない。

ただ、「それよりも増税路線化、そうでないか。という僕からみれば、3番目のイシューで手をくむのでしょうか」という点については、あり得ると思う。馬淵澄夫はそんな小鳩派の票を狙ってるんじゃないかと私は思ってるけど。

それで思い出したけど、『きまぐれな日々』に下記のような頭の悪いコメントがきていた。無記名のコメントなのだが、あまりに程度の低いコメントだったのであえて承認して晒しものにした。

>90年代には「規制緩和」と「小さな政府」を、2000年代半ばには社民主義的な政策を、10年代になると再び「小さな政府」指向の「減税」を取り入れた。

抽象的すぎだと思います。
何の税を減税するかぐらい書いてもらえますか?
>「小さな政府」指向の「減税」
意味が分からない。
大手マスコミの適当な報道みたいなことを言わないで下さい。

2011.08.12 09:32

こいつも大方「小沢信者」なんだろう。「大手マスコミの適当な報道みたいなこと」という表現から明らかだ。政治について議論しようとする者なら、2006年に書かれた下記のブログ記事が指摘していることくらいは押さえておいてもらいたいものだ。


http://morita-keiichiro.cocolog-nifty.com/hatsugen/2006/08/post_439b.html

民主党の党首選に向けての小沢一郎党首の「公約」に、「所得税・住民税の半減」が含まれていると聞き驚いた。最高税率もさらに引き下げるということであり、これは、端的に言って「格差拡大」政策だ。

小泉・自民党政権の問題点をふたつ挙げるならば「アジアひいてはグローバルな外交の行き詰まり」と「深刻な格差拡大問題」ということになる。

小沢党首は次期参院選に向け野党間の協力をまじめに考えているようで、「民主党単独政権」を言いつのる人々よりその点ではましだと思っていたが、「現政権に対する『対抗軸』を明確に示す」というポイントを外して、どうしても「新自由主義」をやりたいというのでは、やはり永久に政権はとれないのではないか。

「小沢政権」が人々の脳裏に像を結んだひとつのきっかけは、4月の衆院千葉7区補選で、若い女性候補が「負け組ゼロ」をキャッチフレーズに旧通産省のトップエリートで自民党にとって切り札と言える候補を破ったことではなかったのか。

これで「小沢恐怖政治の報復を恐れて無投票」はまずい。中道から社民的な政策の候補が立って十分な議論をするべきだ。どうしても候補者がでないなら、横路衆院副議長が出馬すべきだ。

ここに書かれている通り、小沢一郎の究極の目標は「所得税・住民税の半減」だ。これは、1993年の『日本改造計画』の頃から変わらぬ小沢の政策なのだが、「小沢信者」とは自らが信奉する政治家の政策さえ知らないものなのか。
そもそも「小さな政府」と「減税」を結びつけるのが意味不明だというコメント自体「意味不明」なのだけれど。


『日本がアブナイ!』のコメント欄に話を戻す。

Commented by SPIRIT(スピリット) at 2011-08-11 13:48
連続投稿すみません。m(__)m

かんさんへ

国民の生活が第一』だけでは漠然すぎる気がします。
具体的に、
『どんな政策、どんな理念なら国民生活が向上するのか、最終的な国のビジョンは?』
これを具体的に述べないといけない気がします。

なのに小沢氏の肉声は未だに国民に届かない。
民主党の中ですら彼が何を考えているのかわからない。(側近も往々に意向を読み違えるわけで)

体力の面もありますし、やはり彼はトップの器ではないでしょう。
(いい裏方にはなると思うけど)

配下の者に意図を忖度させる小沢一郎の流儀は、弊害ばかりが多くてメリットはない。小沢が「トップの器ではない」というのはその通りだと思う。しかし、「いい裏方にはなる」という意見には反対。それこそ、1989年に発足した海部内閣や1993年に発足した細川内閣のことを思い出しても、小沢が「ろくでもない裏方」でしかなかったことは明白だ。