kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

マーラー作曲・交響曲第2番『復活』より第4楽章『原光』(「巡音ルカ」版)

当ブログにいただいたコメント*1

deborarabode 2011/09/11 01:12
マーラー《復活》より第4楽章『原光』 歌詞対訳付き
http://www.youtube.com/watch?v=qr3rAtFZuyY


演奏も、ある意味、マーラーの一面を捉えているように思う。


歌詞の日本語訳。

おお、深紅のかわいらしい薔薇よ!

人間は大きな苦悩に閉ざされている!

人間は大きな苦難に閉ざされている!

それよりも私は天国にいたいと思う!

私は一本の広い道にたどり着いた。

一人の天使がそこに来て、私を先に行かせまいとした。

いいや、私はそうはさせはしなかった。

神から生まれた私は、また神の許に行くのです。

神はきっと一筋の光を私に授けなさり、

永遠の生命の喜びの中で私を照らして下さるに違いない。

思い出した。今年はマーラー没後100年のアニバーサリー・イヤーだった。


[追記]

私にはもうこのマーラーの長大な交響曲を全曲通して聴く気力はないが、終曲のクライマックスの部分をレナード・バーンスタイン(1918-1990)が指揮する動画をYouTubeで見て心打たれるとともに、「9.11」の追悼コンサートで『復活』が演奏される必然性がようやく理解できた。晩年のバーンスタインは良くないが、下記の動画は1974年の演奏で、この頃のバーンスタインは最高だ。1分50秒の「そして 滅びたものは 復活する」、2分50秒の「生きる覚悟をするのだ!」で聴き手の目を覚ましたあと、3分15秒でバーンスタインが跳び上がるとヴァイオリンの音型も跳躍し、ソプラノとアルトのデュエットになるが、3分40秒からの「私は かちえた翼を広げて 燃える愛の力で舞いあがろう はるかな光のもとへ」の部分は第4楽章『原光』の終わりの方のメロディーの再現だ。そして、5分30秒からの「よみがえるだろう!」のクライマックスはまさに圧倒的。ユダヤ人作曲家マーラーが書いた音楽にユダヤ人指揮者バーンスタインが心から100%共感しているのがはっきり伝わってくる。



上記動画の歌詞の日本語訳(字幕)は下記の通り。

おお わが心よ 信じなさい

お前が何も失っていないことを!

すべて お前のものだ

お前があこがれ そして愛し

得ようとしたものは!


おお 信じなさい お前は

いたずらに この世に生まれ

理由もなく 苦しんだのではないことを!


生まれでたものは

滅びなくてはならない

そして 滅びたものは

復活する


震え おののくことはない!

生きる覚悟をするのだ!


苦しみよ 死よ

私はお前からのがれる

今やお前は征服されたのだ

私は かちえた翼を広げて

燃える愛の力で舞いあがろう

はるかな光のもとへ


かちえた翼を広げて

私は舞いあがろう!


復活するために

私は死ぬのだ


よみがえるだろう!

わが心よ 一瞬のうちに!


お前がうち勝ったものが

神様のところへ

お前を連れていく!


なお上記は、http://d.hatena.ne.jp/gracemoon/20110827/p1 から孫引きしたが、

個人的な日記をブログに書くのは、誰が見ているかわからないので恥ずかしいのですが、

誕生日を前に、感覚を澄ませば何かマイケルが言ってくれるような気がして、

ふと重度の障害を持ちながらもヘレン・ケラーのように前向きに生きようとしている方のことを考え、

その方の好きな音楽を聴いていました。

そしてその歌詞に感動してしまったので、ここにもご紹介したいと思いました。

と書かれたこの「はてなダイアリー」の記事も素晴らしい。