kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

飯田哲也・菅谷昭両氏は出演する番組を選ぶべきだったかもしれない

昨夜TBSで放送された、原発をダシにしたたけしのバラエティに関する続きだが、私は、司会がたけしだし、局は違うとはいえ『TVタックル』と同じバラエティ番組だという目で最初から見くびっていた。しかし、某所では「飯田・菅谷両氏が『容認席』って何でだろと思ってました」、「あの二人を見て、がっくり来た人が多いと思います」という意見が出ていた。まともな討論がなされると期待していた人もおられたようだ。

結局、あの番組で「原発反対派」として目立ったのは、俳優の山本太郎、科学者の武田邦彦、それに職業不明の勝谷誠彦といった面々だった。山本は、主張自体は真剣だろうとは思うし、そこは評価するが、「脱原発を口にしたために仕事を干された」などと発言したので好感は持っていない。事実は逆で、「原発反対」を訴えたことによって山本への注目度が高まり、テレビ出演の機会も増えているように見えるからである。武田邦彦は東電原発事故発生からしばらく経ってから転向した人間なので全然信用していない。だが、腐っても科学者だから傾聴に値する発言をすることもある。あからさまな変節漢である勝谷は「自分の売名が第一」の男であって、「論外」の一語に尽きる。

こんな番組には、飯田哲也・菅谷昭の両氏は出ない方が良かったかもしれない。番組はごく一部しか見ていないが、発言も少なかったようだし、両氏にとってはメリットよりも「変な席に座らされて」人々に失望を与えたことを含め、デメリットの方が大きかったのではないか。