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政策は中身より、実現するプロセスの方が重要。しかし日本の識者は中身しか語らない。実現プロセスを度外視した政策論。グロービスの堀氏、消える魔球論やエビ投げハイジャンプはもう良い。一度でも良いので、実際のボールを投げてみてはどうか?
それを痛切に感じたのが反貧困ネットワークの湯浅さんだろう。言うこととやることは違うと。先日の朝日のオピニオンで朝日の記者が、湯浅さんは取り込まれたのでは?と盛んに聞いていた。湯浅さんからはもっと激しい政府批判や消える魔球的な提言を聞きたかったのであろう。
しかし湯浅さんは、政策を実現するプロセスの凄まじさを知った。ちょっと本で読み知ったアイデアを言うぐらいではダメだと。朝日の記者はそこに気付いていないのであろう。池田氏も、堀氏も、政策を実現するプロセスの凄まじさを少しでも知れば、いい加減な論が少なくなるであろう。
ここで橋下が言及しているのは、4月13日付朝日新聞オピニオン欄に大きく掲載された、同紙高橋純子記者による湯浅誠インタビューのこと。ネットではこの記事への言及がきわめて少なく、私は「ああ、『反貧困』なんて一過性のブームに過ぎなかったんだな」と思った。ひところは「リアル湯浅誠さんに会った」などとブログに得々と書く人間が跡を絶たなかったものだが。
で、このインタビュー記事だが、確かに聞き手の高橋純子記者には大いに問題があった。この人は、昨年12月3日に 小沢一郎に利用される藤波心さんは「右も左もない」の象徴になるのか - kojitakenの日記 に書いた通り、「『右』も『左』もない『脱原発』運動」を無批判で持ち上げる問題含みの記事を書いた記者である。湯浅誠インタビューの記事も、湯浅誠本人よりも聞き手の高橋純子記者の質問にイライラさせられた。
しかし、「反貧困」論者からのこの記事への突っ込みがほとんどない中、橋下が手を突っ込んできた。そして高橋記者を批判し、湯浅誠を持ち上げた。こんなところに目をつけるあたり、橋下の嗅覚はバカにならない。