kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「究極のシロアリ」公明党が橋下「維新の会」との本格連携狙うw

しんぶん赤旗』の記事より。


維新の会と「理念は近い」/公明・白浜副代表 本格連携へ思惑

維新の会と「理念は近い」


 公明党白浜一良副代表は24日夜のBS番組で、橋下徹大阪市長が代表を務める大阪維新の会について「考え方、理念は共通する部分があり、シンパシー(共感)がある」「話し合いはしていきたい」と述べ、本格的な連携への思惑を示しました。

 白浜氏は「衆院選へ自公の連携を中心に考えざるをえないが、維新の会は大阪にできた政治集団で必然的に支持率も高く、府、市議会の議論を通しても連携をせざるをえない」と大阪維新の会との連携を正当化しました。

 昨年の大阪ダブル選挙で公明党が「自主投票」に回った理由について白浜氏は「(大阪維新の会と)理念も近いものを感じたので、既成政党の組み合わせで市長選、知事選に候補を擁立するのはやめた」と述べ、橋下氏を間接的に応援していたことを認めました。

 白浜氏は今年2月17日、大阪市内で橋下市長と会談し、大阪維新の会が大阪の4小選挙区と兵庫の2小選挙区公明党を支援する方針を確認したとの報道もあります。大阪市公明党憲法違反の教育基本条例案職員基本条例案の成立に向けて協力しており、両者の連携は濃厚になっています。

しんぶん赤旗 2012年5月26日)


公明党が橋下にすり寄っていることは以前からよく知られているが、この記事を読んで思い浮かんだ言葉は「究極のシロアリ」だった。

橋下にすり寄る「みんなの党」を「シロアリ」呼ばわりしたのは「野ダメ」こと野田佳彦首相だが、私は「橋下自体が『シロアリ』だし、『野ダメ』自身も橋下に秋波を送っていたじゃないか」と冷ややかに見ていた。

しかし、公明党の場合は、くっついた政治勢力を見事に食いつぶしていって、自らはしぶとく生き残るという歴史を持っているのだ。

1980年の「社交合意」のあと、社会党は転落の道を転げ落ちて行ったし、1993年の細川護煕「7党連立」政権は1年も持たなかった。「自自公」「自公」連立政権はかなり長く続いたが、自民党は2007年の参院選と2009年の衆院選で壊滅的な大敗を喫し、今では「たしかな極右野党」に落ちぶれてしまった。

その「究極のシロアリ」公明党が目をつけているのが橋下「大阪維新の会」というわけだ。

同じ「シロアリ」の橋下と共食いするならそれも良いではないか、などと考えてはならない。「維新・公明連立政権」なんかができた日には、それこそ日本が壊滅してしまう。